2025-01-14

場合の数8。

 【 問題 】4~5年生向け

2025は0、2、5の3種類の数字でできており、各位の数字を足すと2+0+2+5=9になります。

このように4桁の整数のうち3種類の数字でできており、各位の数字を足すと9になるものは2025も含めて何個ありますか。


【 解答 】

場合の数の基礎ができるようになってから取り組んでみよう。細かく丁寧に場合分けした方が正答に至れる率は上がると思う。ここは本当に丁寧にだね。では、いきましょう。


和が9になるように数字を選んでから並び替えるんだ。

ここでは0の個数で場合分けしてみる。


【1】

0を2個使う場合

(0、0、1、8) 6個

(0、0、2、7) 6個

(0、0、3、6) 6個

(0、0、4、5) 6個

6×4=24個


【2】

0を1個使う場合

(0、1、1、7) 9個

(0、2、2、5) 9個

(0、3、3、3)

(0、4、4、1) 9個

9×3=27個


【3】

0を使わない場合

(1、1、2、5) 12個

(1、1、3、4) 12個

(2、2、1、4) 12個

(3、3、1、2) 12個

12×4=48個


24+27+48=99個


抜けがないか、見落としはないか、そもそも勘違いしていないか、、、大人なのに僕は緊張するよ😨、小学生の果敢な突破力が羨ましいね😆👍


よって、答えは99個となる。


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倍数算5。

 【 問題 】3~4年生向け

□+2025:2025-□ = 118:17

□に入る数字はいくつですか。


【 解答 】

数字が大きくなりそうだしややこしそうなので内項の積=外項の積はやりたくない。算数で必須の和が変わらないで攻める。なるべく早い学年で慣れてしまおう。では、いきます。


118:17は数字が変わるんだ。□+2025:2025-□を簡単な数字にしたのが118:17なんだから、118:17を簡単にする前の数字に戻してあげないといけない。


□+2025:2025-□なんだけど、前項と後項の和が変わらない

□に何を入れても


(□+2025)+(2025-□)=4050


になるね。であれば、118:17も前項と後項の和は4050にならないとおかしい。


できました☆


118+17=135だから、4050にするためには×30をしてあげればいい。


118:17 = 3540:510


これで和が4050でそろった。


□+2025:2025-□ = 118:17

□+2025:2025-□ = 3540:510

⇒ □=3540-2025=2025-510=1515


よって、答えは1515となる。


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数の性質9。

 【 問題 】3年生向け

3の倍数と5の倍数を順番に足し算します。


3+5+6+9+10+12+15+18+20+21+・・・


足し算の結果がはじめて2025を超えるのは何個目の数字を足したときですか。


【 解答 】

計算練習にちょうど良いね。では、いきましょう。


3の倍数と5の倍数の最小公倍数は15、この15ずつで区切って考えてあげる。


3+5+6+9+10+12+15=60 1つ目のかたまり

18+20+21+24+25+27+30=165 2つ目の〃

33+35+36+39+40+42+45=270 3つ目の〃

・・・


15で区切ってあげるとかたまりごとに7個の数字が入る

1つ目のかたまりの和は60、2つ目のかたまりの和は165、3つ目のかたまりの和は270、そう、かたまりの和は105ずつ増えてるね。

7個の数字が次のかたまりではそれぞれ15ずつ増えるから、かたまり全体では15×7個=105増えるんだね。

ここからは2025に近くなるように素早く足し算する。


60+165+270+375+480+585=1935


6つ目のかたまりまでを足すと1935になる。


3+5+6+9+10+12+15=60 1つ目のかたまり

18+20+21+24+25+27+30=165 2つ目の〃

33+35+36+39+40+42+45=270 3つ目の〃

・・・

78+80+81+84+85+87+90=585 6つ目の〃

93+95+96+99+100+102+105=690 7つ目の〃


7つ目のかたまりの1番目の数字は93だから


1935+93=2028


となり、2025を超える。この93は


7個×6+1=43個目


の数字だね。


よって、答えは43個目となる。


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2025-01-12

数の性質8。

 【 問題 】4~5年生向け

Aは1~2025の整数を掛け合わせた数です。


A=1×2×3×・・・×2023×2024×2025


Aを2025で割っていくと□回目までは商が整数で割り切れ、□+1回目で商が整数でなくなり割り切れなくなりました。□にあてはまる数字はいくつですか。


【 解答 】

インフルとかマイコプラズマとか注意、警戒してても罹ってしまう。だからこそ、勉強できるときに勉強時間を稼いでおくんだ。勉強はコントロールできる、調子が良いときはいつもよりガンガン勉強して、勉強できないときのために備えをしておこう。では、いきます。


2025=3×3×3×3×5×5だから、×3が4個と×5が2個でできてる。

Aが2025で割れるためには、Aの中に×3が4個と×5が2個いるんだ。

{×3×3×3×3×5×5}を1セットとして、これがAの中に2セットあれば2025で2回割れるし、10セットあれば2025で10回割れる。

Aの中に×3と×5は何個あるんだろう?

×3から数えてみよう。


3|2025

3|  675 個

3|  225 個

3|    75 個

3|    25 個

3|      8 個

         2


これの意味は


675個=3の倍数の個数

⇒ ×3が675個

225個=9の倍数の個数

⇒ ×3がさらに225個

75個=27の倍数の個数

⇒ ×3がさらに75個

25個=81の倍数の個数

⇒ ×3がさらに25個

8個=243の倍数の個数

⇒ ×3がさらに8個

2個=729の倍数の個数

⇒ ×3がさらに2個


たとえば最後の2個の729の倍数は

729=3×3×3×3×3×3

729×2=2×3×3×3×3×3×3

で×3が6個もある、729と729×2は3の倍数でも9の倍数でも27の倍数でも81の倍数でも243の倍数でも729の倍数でもあるから、この×3の6個を3の倍数のとこで1個、9の倍数のとこで1個、27の倍数のとこで1個、81の倍数のとこで1個、243の倍数のとこで1個、729の倍数のとこで1個、と数えているんだ。


つまり、Aの中に×3は


675+225+75+25+8+2=1010個


ある。

同じように、Aの中に×5は


5|2025

5|  405 個

5|    81 個

5|    16 個

         3 個


405+81+16+3=505個


ある。

Aの中に×3は1010個、×5は505個あることがわかった。

Aが2025で割れるためにはAの中に{×3×3×3×3×5×5}が何セットあるか調べればいい。

×3は4個、×5は2個で1セットだから


1010÷4=252セット

505÷2=252セット


両方とも252セットになった。セット数が一致しない場合は少ない方に合わせるんだよ。


Aの中に{×3×3×3×3×5×5}が252セットある。

⇒ Aは2025で252回割れる


252回目までは商が整数で割り切れて、253回目で商が整数でなくなり割り切れなくなる。


よって、答えは252となる。


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数の性質7。

 【 問題 】3~4年生向け

Aは3~99の3の倍数を掛け合わせた数です。


3 × 6 × 9 ×・・・× 93 × 96 × 99 = A


Aは一の位から0が何個並びますか。


【 解答 】

学力が上に抜けている子なんてごくわずか。正しい判断のできる大人を信じてついていけるなら中学受験は戦えるはず。自分に打ち克って実力を蓄えて上位層の背中の見える位置で戦おう。では、いきます。


10=2×5だから、2の倍数の個数と5の倍数の個数を調べればいいんだけど、個数の少ない5の倍数を調べてあげる。2の倍数は沢山あって余るから、5の倍数だけを数えるんだ。


3の倍数を並べてるんだから、この中にある5の倍数は15の倍数だ。個数が少なそうだから羅列してみる。


15、30、45、60、75、90


6個あるね。30、60、90は0がついてるし、15、45、75も2の倍数と掛け合わせれば0を作れる。


5の倍数は2の倍数と掛け合わせることで10の倍数になって0を作る。


0の個数=×5の個数


ここで注意なんだけど、75=3×5×5だから×5が2個入ってる、そう、25の倍数には×5が2個入ってるから0を2個作れる。


できました☆


Aの中に5の倍数は


15(3×5

30(2×3×5

45(3×3×5

60(2×2×3×5

75(3×5×5)← 25の倍数!

90(2×3×3×5


の6個あるんだけど、75はさらにもう1個×5が入ってる、そう、つまり、6+1=7個の×5があるから0を7個作れる。


3 × 6 × 9 ×・・・× 93 × 96 × 99 = A、は一の位から0が7個並ぶんだ。


よって、答えは7個となる。


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2025-01-11

速さ7。

 【 問題 】4年生向け

AさんとBさんが学校から公園まで走ります。Aさんが学校と公園のちょうど真ん中の地点を通過したときBさんはAさんの前方140mを走っており、Bさんが公園に到着したときAさんは公園まであと240mの地点を走っていました。Aさんの速さは分速240mです。

(1) 学校から公園までの距離は何mですか。

(2) Bさんの速さは分速何mですか。


【 解答 】

シンプル系は4年生、ややこしい系は5年生でやれるといいね。では、いきましょう。

(1)

AさんよりもBさんの方が速い、Aさんが真ん中にきたときBさんとの差は140m、この140mがどんどん広がって240mになったんだ、このイメージが大事。線分図を書くことに忙しい子は線分図を書くだけで終わっちゃう、線分図を書くことが目的じゃなくて問題文を把握するために線分図を書くんだ、まずは問題文の理解に努めよう。

140mの差がさらに広がって240mになった。

繰り返そう。

真ん中の地点で差が140mついた、Bさんが公園に到着したときには差が240mついた。

この差なんだけど、差はどんどん広がる、どんどん?そう、AさんとBさんが走れば走るほど差は広がるんだ。

AさんとBさんが走れば走るほど差は広がる、これを比例というんだ。AさんとBさんが×2の距離を走ればAさんとBさんの距離の差も×2になる。

差の140mと240mの比は140:240=7:12、そう、差が140mになるまでにAさんが走った距離と、差が240mになるまでにAさんが走った距離の比も7:12なんだ。

線分図を書くと下のようになる。


Aさんが真ん中まで走って140mの差、Bさんが到着して240mの差、上の図で確認ね。

140mと240mの比が140:240=7:12だから、Aさんが学校から真ん中まで走った距離を⑦とすると、学校から公園手前240mの地点までの距離が⑫になるんだ。
上の図の⑤は⑫-⑦=⑤のことだね。

走れば走るほど差がついて、走った距離と差は比例する。

Aさんが⑦走る ⇒ 差は140m
Aさんが⑫走る ⇒ 差は240m

真ん中の地点までの距離=⑦だから、学校から公園までの距離=⑭になる。
Bさんが到着したとき、Bさんは真ん中から⑫-⑦=⑤の距離にいるんだから、残りの距離は⑦-⑤=②だね。この②が240mなんだ。

②=240m
⇒ ⑭=1680m

これが学校から公園までの距離だね。上の図で整合性の確認をすること。

よって、答えは1680mとなる。

(2)

Aさんが⑦の距離を進む間に、Bさんは⑦+140mの距離を進む。

この⑦:⑦+140が速さの比だね。⑦=840mだから

⑦:⑦+140
= 840:980
= 6:7

となる。Aさんの速さとBさんの速さの比が6:7で、Aさんの速さは分速240mだから


Bさんの速さ
= 240× 7/6
= 280m/分

となる。Bさんは学校から公園まで1680÷280=6分かかり、そのときAさんは240×6=1440mの地点にいて、残り1680-1440=240mだね。問題文と線分図を把握するんだ。

よって、答えは分速280mとなる。


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2025-01-10

反射1。

 【 問題 】4~5年生向け


四角形ABCDはAB=72cm、BC=81cmの長方形です。頂点Aから辺BCに向けて発射されたボールは反射を繰り返し、いずれかの頂点に到達したときに止まります。●は角度が等しいことを示し、①~⑥は反射した位置の順番の数字で、赤線は6回目の反射の位置までのボールが動いた道筋を表しています。最初に反射した①の位置は辺BC上のBから21cmのところで、ボールはAから①の位置まで75cm動いていました。ただし、ボールの大きさは考えません。

(1) 辺BC上の⑥の位置はCから何cmですか。
(2) ボールは何回反射してどの頂点に到達しますか。また、頂点に到達するまでにボールは何cm動きますか。


【 解答 】
ボールは進行方向(水平方向)に21cm進むごとに上下(AD、BC)にぶつかって反射し、81cm進むごとに左右(AB、DC)にぶつかって反射するんだ。ここさえ押さえておけばあとは簡単、では、いきましょう。

(1)
ボールは進行方向(水平方向)に21cm進むごとに上下(AD、BC)にぶつかって反射する。

Bから①の距離は21cm、そこから21cm進んでぶつかって反射するからAから②の距離は21×2=42cm、そこからさらに21cm進んでぶつかって反射するからBから③の距離は21×3=63cmだね。

問題は次だ。

水平方向に21cm進んで上下(AD、BC)にぶつかって反射するのだから

③からCの距離+Dから⑤の距離=21cm

なんだ。上下の反射から反射までは水平方向に21cm、ここを押さえる。

③からCの距離は81-63=18cmだから

Dから⑤の距離=21-18=3cm

となる。

⑤の位置から水平方向に21cm進んで⑥の位置にぶつかるんだから

Cから⑥の距離=3+21=24cm

となる。

慣れてきたら一発で21×5-81=24cmでもいいし、練習のときは相似でも確認できると良いね。

よって、答えは24cmとなる。

(2)

ボールは進行方向(水平方向)に21cm進むごとに上下(AD、BC)にぶつかって反射し、81cm進むごとに左右(AB、DC)にぶつかって反射する。

上下: 21cmごと
左右: 81cmごと

いずれかの頂点に到達するとは、上下と左右に同時にぶつかることを意味する。だって、上下のどこかにぶつかる、左右のどこかにぶつかる、これが同時に起こるのは頂点しかないでしょ。

同時にぶつかるのは21cmと81cmの最小公倍数の567cm、そう、ボールが水平方向に567cm進むと上下にも左右にもぶつかる=どこかの頂点に到達する。

できました☆

上下には21cmごと、左右には81cmごとにぶつかるのだから、反射の回数は

上下: 567÷21=27 27-1=26回
左右: 567÷81=7 7-1=6回
26+6=32回

となる。ここで注意しなきゃなのは-1だね。なんで-1をするのかだけど、最後はぶつかるけど反射しないからだ、反射せずにそのまま頂点におさまってしまう。

反射の回数=ぶつかる回数-1

忘れないようにね。

つぎは、どの頂点に到達するか。

上下のぶつかりの1回目は下、2回目は上、3回目は下、、、そう、奇数回目が下で偶数回目が上だね。上下は27回目が最後だから下

左右のぶつかりの1回目は右、2回目は左、3回目は右、、、そう、奇数回目が右で偶数回目が左だね。左右は7回目が最後だから右

下の右の頂点はCだね。ボールは頂点Cに到達して止まる

最後は、ボールが動いた距離。

水平方向に21cm進むとボールは75cm動くんだ。

ボールは頂点Cに到達するまで水平方向に567cm進むのだから、ボールの動いた距離は

567× 75/21=2025cm

となる。21cm、72cm、75cm(7:24:25)も直角三角形なんだね。

ボールは上下(AD、BC)で26回、左右(AB、DC)で6回、合計32回反射して、頂点Cに到達する。その間にボールが動いた距離は2025cmである。

よって、答えは32回頂点C2025cmとなる。


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2025-01-08

数列4。

 【 問題 】3~4年生向け


上のように規則正しく1から順に奇数を並べます。

例えば、11は6番目の奇数で上から3段目の左から2番目の数字です。これを

11 =(6、3、2)

と表すことにします。31であれば

31 =(16、4、7)

となります。

次のA~Hにあてはまる数字は何ですか。

A =(B、20、25)

2025 =(C、D、E)

F =(2025、G、H)


【 解答 】

数字にあまり親近感を持てない子や計算があまり速くない子ほど早い時期から取り組んで欲しい。3年生、4年生が勝負の時期だ。では、いきましょう。


[1]

A =(B、20、25)

Aは上から20段目の左から25番目の数字だね。

1段目は1個、2段目は3個、3段目は5個、と順々に奇数個ずつ並んでいるから、□段目の右端の数字


□×□ 個目


の数字になってる。そう、1から始まる奇数の和 cf.数列1 )だね。

ということは、19段目の右端は何個目の数字だろう?そう、19×19=361個目の数字だ。20段目の左端は?そう、361+1=362個目の数字だね。じゃあ、20段目の左から25番目は??


19段目の右端=361個目

20段目の左端=362個目

20段目の左から25番目=386個目


ここ大事、この当たり前を当たり前にやるのが算数。左端から25個並んでいるのだから、等差数列の間の数と同じで、+24をしてあげればいい。だから、20段目の左から25番目は362+24=386個目の数字だ。この386がBで、Aは386番目の奇数だから、A=386×2-1=771だね。


771は386番目の奇数で上から20段目の左から25番目


A =(B、20、25)

⇒ 771 =(386、20、25)


[2]

2025 =(C、D、E)

Cはすぐわかるね、2025はC番目の奇数だから


C×2-1=2025

⇒ C=1013


1013個の奇数が並ぶためには何段いるんだろう?さっきやった1から始まる奇数の和を使う。


2段目の右端=2×2=4個目

3段目の右端=3×3=9個目

4段目の右端=4×4=16個目

・・・

31段目の右端=31×31=961個目

32段目の右端=32×32=1024個目


□×□が1013に近くなる□を頑張ってあてはめで探してあげると31と32が出てくる。そう、1013個目の数字の2025は32段目にあるんだ。この32がDだね。


31段目の右端=31×31=961個目

32段目の左端=961+1=962個目

32段目の右端=32×32=1024個目


ここ大事、962個目~1013個目は何個の数字が並んでるのか?そう、1013-961=52個もしくは1013-962+1=52個だね。瞬時に分からなくても大丈夫、絶対にズラさないように丁寧に攻めよう。この52がEだね。


2025は1013番目の奇数で上から32段目の左から52番目


2025 =(C、D、E)

⇒ 2025 =(1013、32、52)


[3]

F =(2025、G、H)

Fは2025番目の奇数だから


F=2025×2-1=4049


2025個の奇数が並ぶためには、45×45=2025だから、ぴったし45段あればいいね。45段目の右端が2025番目の奇数の4049なんだ。この45がGだね。

45段目には何個の数字が並んでるのか?45×2-1=89個とすぐに分かってしまうけど、せっかくなのでここでは□×□で攻めてみよう。


44段までは44×44=1936個の奇数が並んでる。

45段までは45×45=2025個の奇数が並んでる。

⇒ 45段目には2025-1936=89個の数字が並んでる。


そう、つまり、45段目の右端は左から89番目なんだ。この89がHだね。


4049は2025番目の奇数で上から45段目の左から89番目


F =(2025、G、H)

⇒ 4049 =(2025、45、89)


よって、答えは

A=771B=386

C=1013D=32E=52

F=4049G=45H=89

となる。


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消去算4。

 【 問題 】4年生向け

3年生、2年生、1年生の合計69人に原こう用紙300枚を配ります。3年生に6枚ずつ、2年生に4枚ずつ、1年生に3枚ずつ配ると原こう用紙は8枚足りません。配り方を変えて、3年生に3枚ずつ、2年生に4枚ずつ、1年生に6枚ずつ配ると原こう用紙は7枚余ります。2年生は何人ですか。


【 解答 】

人数も枚数も分かってるから、未知数3つに対して式もきれいに3つ作れる。そのまま消去算に持ち込んだ方がミスが出ないと思う。では、いきましょう。


人数と枚数の式を作ってあげる。

3年生=□人、2年生=△人、1年生=〇人とすると


□+△+〇=69人

□×6+△×4+〇×3=308枚

□×3+△×4+〇×6=293枚


8枚足りないというのはちょうど配るためにはあと8枚必要なんだから300+8=308枚、7枚余るというのはちょうど配るためには7枚不要なんだから300-7=293枚だね。

あとは解くだけ。〇を消去してみようか。


□+△+〇=69 を×3して

□×3+△×3+〇×3=207

□×6+△×4+〇×3=308

□×3+△×1=101


□+△+〇=69 を×6して

□×6+△×6+〇×6=414

□×3+△×4+〇×6=293

□×3+△×2=121


〇を消去したから□と△だけの式になった。

できました☆


□×3+△×1=101

□×3+△×2=121

⇒ △=20、□=27


□と△がわかったから〇も出せる。


□+△+〇=69

⇒ 〇=22


□=3年生=27人、△=2年生=20人、〇=1年生=22人。

確認してみると


27+20+22=69

27×6+20×4+22×3=308

27×3+20×4+22×6=293


人数も枚数もちゃんと合うね!

よって、答えは20人となる。


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2025-01-07

数列3。

 【 問題 】4~5年生向け

Aさんは3の倍数を、Bさんは5の倍数を以下のように順番に足していきました。Aさんの和を□、Bさんの和を△とします。

3+6+9+12+15+・・・= □ (Aさんの和)

5+10+15+20+25+・・・ = △ (Bさんの和)

AさんはBさんより5個多く数字を足しており、Aさんが最後に足した数字とBさんが最後に足した数字の差は25です。□と△の和はいくつですか。


【 解答 】

3×5=15

25+15=40

40÷2=20個

20+5=25個

(3+3×25)×25÷2=975

(5+5×20)×20÷2=1050

975+1050=2025


3と5と20と25しか出てこない算数らしい問題だね。Aさんの数字の個数を無理やり5個減らしてBさんと同じ個数にすると、Aさんの最後の数字とBさんの最後の数字の差は40になることに気が付けば暗算だ。では、いきましょう。


Aさんの数字の個数を無理やり5個減らしてBさんと同じ個数にすると、Aさんの最後だった数字は3×5=15だけ減る。その15減らした数字はBさんの最後の数字よりも小さいね、だって、Aさんは3の倍数でBさんは5の倍数なんだから同じ個数を並べたとしたら最後の数字はBさんの方が大きいでしょ、この当たり前感覚で差が付いちゃうからここを頑張ろう。

15減らした数字はBさんの最後の数字よりも小さい、ということは、問題文にある差の25はA-B?B-A?どちらだろう。そう、もちろんB-Aだ、だって、Aさんの方が25大きかったとしたら15減らしてもBさんより25-15=10大きくなっちゃう、同じ個数を並べたら5の倍数のBさんの方が大きいのだからそれではおかしいね。


Aさんが最後に足した数字とBさんが最後に足した数字の差は25

⇒ B-A=25


ここを押さえればあとは簡単。

数字の個数をBさんにそろえるためにAさんの個数を5個減らす、5個減らすとAさんの最後の数字は15減る、すると、B-A=25の差がさらに広がる、そう、B-A=25+15=40になるんだ。


Bさんの個数にそろえた後の最後の数字の差

⇒ B-A=40


できました☆

3+  6+  9+12

5+10+15+20

同じ個数を並べた場合、最後の数字の差は2×個数になる。上のように4個並べた場合は最後の数字の差は2×4=8になってるね。Bさんの個数にそろえた後の最後の数字の差は40なんだから、Bさんは


40÷2=20個


の数字を足してたんだね。Bさんが20個ならAさんは+5で25個の数字を足してる。

Aさんの最後の数字

= 25個目の数字

= 3×25=75

Bさんの最後の数字

= 20個目の数字

= 5×20=100

差は25にちゃんとなってるね。


□=Aさんの和、△=Bさんの和を出そう、等差数列だから余裕だね。


□=(3+  75)×25÷2=  975

△=(5+100)×20÷2=1050

□+△=975+1050=2025


数字を入れてあげると


3+6+9+12+15+・・・+75=975

5+10+15+20+25+・・・ +100=1050

100-75=25

975+1050=2025


大丈夫だね!

よって、答えは2025となる。


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和差算6。

 【 問題 】3~4年生向け

異なる4個の整数A、B、C、Dがあり、小さい順にA、B、C、Dです。この4個の数字から2個ずつ取り出して足したところ、29、32、37、42、45の5通りの和ができました。A、B、C、Dはそれぞれいくつですか。


【 解答 】

ペンディング(保留)問題だね。4個から2個ずつ選ぶと6通りなのにおかしい!?から始めよう。では、いきます。


A、B、C、Dの4個の数字から2個ずつ取り出して足したものを小さい方から並べると次のようになる。


A+B

A+C

A+D

B+C

B+D

C+D


6通りの足し算ができるんだけど、A+DとB+Cの2つは大小関係が分からない。A+Dが大きいこともあれば、B+Cが大きいこともある、大小関係が決まらないから保留なんだ。小学生は数字を適当にあてはめてA+D>B+C、A+D<B+Cのそれぞれの場合を確認して欲しい。

問題では6通りでなく5通りの和になったとある、そう、つまり、この保留のA+DとB+Cが同じだったんだ。5通りの和を小さい方から順々に入れていくと下のようになる。

A+B=29

A+C=32

A+D=37

B+C=37

B+D=42

C+D=45


できました☆


A+B=29

A+C=32

⇒ C-B=3

この最初の2式からBとCの差を読み取って和差算に持ち込む。

B+C=37

C-B=  3

B=17C=20

BとCがわかればどの式からでもAとDがわかるね。

A+B=29

B=17

A=12

B+D=42

B=17

D=25


数字を入れて確認してみると


12+17=29

12+20=32

12+25=37

17+20=37

17+25=42

20+25=45


6通りでなくて5通りの和にちゃんとなってるね。

よって、答えはA=12B=17C=20D=25となる。


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2025-01-06

場合の数7。

 【 問題 】4年生向け

Aさん、Bさん、Cさん、Dさんの4人で1回じゃんけんをします。勝負が決まらないのは何通りありますか。


【 解答 】

3×3×3×3=81通り

(2×2×2×2-2)×3=42通り

81-42=39通り


頭の体操に丁度いいね。では、いきましょう。


ここでは全体の通り数から勝負の決まる通り数を引いてあげよう。


全体-決まる=決まらない


全体の通り数は、4人ともそれぞれグーとチョキとパーの3通りの出し方があるんだから


3×3×3×3=81通り


となる。

勝負が決まるというのは2種類だけ出た場合だ。2種類というのは


グーとチョキ

グーとパー

チョキとパー


のことだね。グーとチョキだけなら勝負が決まるし、グーとパーだけなら勝負が決まるし、チョキとパーだけなら勝負が決まる。


グーとチョキで勝負が決まる場合を考えてみよう。

4人ともそれぞれグーとチョキの2通りの出し方があるんだから


2×2×2×2=16通り


の出し方がある。でも、この中には全員がグーの場合全員がチョキの場合が含まれてる。だから、その2通りを引いてあげないといけない。


16-2=14通り


グーとチョキで勝負が決まる場合が14通りある

できました☆

グーとチョキで勝負が決まる場合が14通りなら、グーとパーで勝負が決まる場合もチョキとパーで勝負が決まる場合も14通りだ。


14×3=42通り


勝負が決まる場合が42通り、全体の通り数が81通りだったから、勝負が決まらない場合は


81-42=39通り


となる。もう1度まとめてみると


3×3×3×3=81通り(全体)

(2×2×2×2-2)×3=42通り(勝負が決まる)

81-42=39通り(勝負が決まらない)


ちなみに5人でも6人でも解き方は同じで、例えば5人だと


3×3×3×3×3=243通り(全体)

(2×2×2×2×2-2)×3=90通り(勝負が決まる)

243-90=153通り(勝負が決まらない)


になるよ。人数が多くなると勝負が決まりづらくなるね!当たり前感覚大事!

よって、答えは39通りとなる。


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2025-01-05

割合と比4。

 【 問題 】5年生向け

A、B、Cの粉状の調味料を混ぜてオリジナルの調味料を作ります。A、B、Cの体積と重さの関係は以下のとおりです。

A:100㎤あたり161g

B:100㎤あたり216g

C:100㎤あたり138g

(1) AとCを重さの比で3:4になるように混ぜたものをDとします。DにおけるAとCの体積比は何対何ですか。また、Dは100㎤あたり何gですか。

(2) BとDを混ぜてEを作ります。Eは100㎤あたり165gです。EにおけるAとBの体積比は何対何ですか。


【 解答 】

面積図や天秤図をある程度まで使いこなせるようになってから取り組んでみよう。では、いきます。

(1)

Aの重さを161で、Cの重さを138で割ってあげるとAとCの体積比が出る。AとCの重さの比は3:4だから


Aの体積:Cの体積

= 3÷161:4÷138

= 3/161:4/138

= 3×138:4×161(23で割ってあげて)

= 3×6:4×7

9:14


重さの比3:4で混ぜたということは、体積比でいうと9:14で混ぜたってこと、そう、つまり、AとCを重さの比3:4、体積比9:14で混ぜるとDになるんだ。

DにおけるAとCの体積比は9:14とわかった。

ここで頭の中で天秤図や面積図を思い描けると良いね。

161gのものと138gのものを9:14で混ぜた。138gの方をたくさんの量(ボリューム)混ぜたのだから、混ぜた後の重さは138g寄りの数値になる、そう、逆比だったね。天秤図を省略すると


138+(161-138)× 9/23

=147g

もしくは

161-(161-138)× 14/23

=147g


となる。Dは100㎤あたり147gなんだ。天秤図や面積図を書いて確認してね。

よって、答えは9:14147gとなる。

(2)

Bは100㎤=216g、Dは100㎤=147g、この2つを混ぜてEの100㎤=165gを作る。

Eを作るためには、BとD、どちらを多く混ぜたんだろう?そう、165gは147g寄りの数値だからDの方をたくさんの量(ボリューム)混ぜたんだ、この当たり前感覚が1番大事だね。


216g-165g:165g-147g

= 51:18

= 17:6


この17:6の逆比は6:17、そう、つまり、体積比をB:D=6:17で混ぜるとEになる。サクっとスムーズに天秤図を書いて確認して欲しい。

EにおけるBとDの体積比は6:17DにおけるAとCの体積比は9:14、ということは、EにおけるAとBの体積比は


Aの体積:Bの体積

= 17× 9/23:6

= 17×9:6×23

51:46


重さの比とか体積の比とか混乱しやすいから、きちんと天秤図・面積図を書けるようになってから取り組めるといいね。

よって、答えは51:46となる。


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2025-01-04

速さ6。

 【 問題 】4年生向け

陸上部のA君とB君とC君が同時にスタートしトラックを同じ方向に走ります。A君はトラック1周を68秒で走り、A君がちょうど5周したときはじめてC君を追い抜き、また、A君がちょうど10周したときはじめてB君を追い抜きます。もしB君とC君が同時にスタートしトラックを反対方向に走るとしたら、2人は何秒後にはじめて出会いますか。


【 解答 】

A君が5周する間にC君は4周する、A君が10周する間にB君は9周する、ここさえ押さえればあとは簡単。では、いきましょう。


A君がちょうど5周したときはじめてC君を追い抜く

A君が5周する間にC君は4周する

A君の速さ:C君の速さ=5:4


A君がちょうど10周したときはじめてB君を追い抜く

A君が10周する間にB君は9周する

A君の速さ:B君の速さ=10:9


A君とB君とC君の速さの比を出してあげる、そう、連比だね。

A君の速さ:C君の速さ=  5:4

A君の速さ:B君の速さ=10:9

A君の速さ:B君の速さ:C君の速さ=10:9:8

A君の速さ=⑩,B君の速さ=⑨,C君の速さ=⑧


A君は⑩の速さでトラック1周を68秒かかるんだから、トラック1周の距離は


⑩×68秒=トラック1周の距離


となる。速さ×時間=距離だね。

B君とC君がトラックを反対方向に走って□秒後に出会う、これを式にすると


(⑨+⑧)×□秒=トラック1周の距離


となる。いつもの出会い算の式だね。

できました☆

トラック1周の距離に着目すると


⑩×68秒=(⑨+⑧)×□秒=(トラック1周の距離)


となる。これを解いてあげればいい。


⑩×68秒=(⑨+⑧)×□秒

⇒ ⑩×68秒=⑰×□秒

⇒ □=40秒


B君とC君が同時にスタートしトラックを反対方向に走ったら40秒後に出会うんだね。

よって、答えは40秒後となる。


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2025-01-03

和差算5。

 【 問題 】3~4年生向け

3年生と1年生が合わせて64人います。原こう用紙を3年生に3枚ずつ、1年生に5枚ずつ配ろうとすると2枚足りません。3年生に5枚ずつ、1年生に3枚ずつ配ろうとすると10枚余ります。原こう用紙は何枚ありますか。


【 解答 】

2+10=12枚

12÷(5-3)=6人

(64-6)÷2=29人

29+6=35人

3×29+5×35-2=260枚


逆にする問題で大事なのは、どちらが多いのか?この問題なら3年生と1年生はどちらが多いのか?、ここをきちんと押さることが1番に大事。では、いきましょう。


原こう用紙の枚数が足りなかったから1年生に配る枚数を5枚から3枚にした、そしたら足りなかったのが余った。そう、つまり、1年生の方が3年生よりも人数が多いんだ。ここを頑張る、どちらが多いのか、当たり前感覚を鈍らせたらダメだ。


少し確認をしよう。当たり前なんだけど、もし3年生と1年生の人数が同じだとしたら、配る枚数を逆にしても合計枚数は変わらない。両方とも同じ10人で、3年生10人×3枚、1年生10人×5枚、逆にすると、3年生10人×5枚、1年生10人×3枚、合計枚数は変わらないね(当たり前だね💦💦)。つまり、合計枚数が変わるのは人数の差の部分だ、同じ人数の部分は無視していい。

もし3年生が3人、1年生が10人だとすると、差の7人の部分で枚数の減少が起きる、同じ人数の3人の部分は関係ない。配る枚数を逆にすると、差の7人が1人あたり5枚だったのが3枚になって2枚減るから、合計枚数が2×7=14枚減るんだ。

確認してみる。

3年生3人×3枚、1年生10人×5枚、合計59枚

これを逆にすると

3年生3人×5枚、1年生10人×3枚、合計45枚

59-45=14枚減ってるね。


もし1年生が3年生よりも1人多いとどうなのか。

枚数を逆にする、つまり差の1年生1人が5枚だったのが3枚になって2枚減る。

もし1年生が3年生よりも2人多いとどうなのか。

枚数を逆にする、つまり差の1年生2人が5×2=10枚だったのが3×2=6枚になって4枚減る。

そうなんだ、配る枚数を逆にすると合計枚数が、人数の差×2枚だけ減るんだ。


問題では2枚足りなかったのが10枚余った、そう、配る枚数が減ることで合計枚数が2+10=12枚減ったんだ。


□×2=12

⇒ □=6人


この6人は3年生と1年生の人数の差で、1年生の方が3年生よりも6人多いんだ。

できました☆

3年生と1年生の人数の和は64人差は6人だから


3年+1年=64人

1年-3年=  6人

⇒ 3年=29人、1年=35人


原こう用紙の枚数は


3×29+5×35-  2=260枚

5×29+3×35+10=260枚


どちらでやっても数字は合うね!

よって、答えは260枚となる。


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2025-01-02

和差算4。

【 問題 】3年生向け

50円玉と100円玉が合わせて55枚あります。もし50円玉と100円玉の枚数が逆だと合計金額は550円高くなります。50円玉と100円玉は何枚ずつありますか。


【 解答 】

550÷(100-50)=11枚

(55+11)÷2=33枚

55-33=22枚

⇒ 50円玉=33枚、100円玉=22枚


解説しよう。

枚数を逆にしたら550円高くなる

50円玉の方が多い!


これが1番大事、この当たり前感覚を外さない。50円玉が多かったのが、枚数が逆だと100円玉が多くなって550円高くなったんだ。


前回や前々回と同じだね。


ここで寄り道、くどくどと確認・整理。

この枚数を逆にする問題だけど、多い分だけ渡す=差の分だけ減って増える(差の分だけ移動する)、と考えた方が分かりやすいかもしれない。

たとえば


11枚と7枚を逆にする

⇒ 差の4枚を渡す(4枚減る)、差の4枚をもらう(4枚増える)

⇒ 7枚と11枚になる


こんな感じで、枚数を逆にすると差の分だけ減って増える(差の分だけ移動する)んだ。


問題に戻ろう。

もし50円玉の方が1枚多いとどうなるか。

枚数を逆にする、つまり50円玉が1枚減って-50円、100円玉が1枚増えて+100円、差し引きすると合計金額は50円高くなる。

もし50円玉の方が2枚多いとどうなるか。

枚数を逆にする、つまり50円玉が2枚減って-100円、100円玉が2枚増えて+200円、差し引きすると合計金額は100円高くなる。

そうなんだ、枚数を逆にすると、枚数の差×50円だけ高くなるんだ。

550円高くなるときの枚数の差は


550÷50=11枚


となる。

できました☆

50円玉と100円玉の枚数の和は55枚差は11枚だから


50円玉+100円玉=55枚

50円玉-100円玉=11枚

⇒ 50円玉=33枚、100円玉=22枚


となる。合計金額を確認してあげると


50×33+100×22=3850円

50×22+100×33=4400円

4400-3850=550円


うん、大丈夫、金額もあってるね!

よって、答えは33枚22枚となる。


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2025-01-01

和差算3。

 【 問題 】3年生向け

150円と210円の2種類のお菓子を合わせて22個買おうとしたところ、20円足りませんでした。そこで、150円のお菓子と210円のお菓子の個数を逆にして買ったところ、100円余りました。持っていたお金はいくらでしたか。


【 解答 】

20+100=120円

120÷(210-150)=2個

(22-2)÷2=10個

22個-10個=12個

150×10+210×12-20=4000円


これも前回と同じで大事なのは当たり前感覚、150円が少なくて210円が多かったのを逆にしたから足りなかったのが余ったになった。高い210円が減って安い150円が増えたんだよ。数式に入る前に当たり前感覚で思考しよう。では、いきましょう。


20円足りなかったのに100円余った、そう、20+100=120円が浮いたんだ。安いのを増やして、高いのを減らしたから、120円が浮いたんだ。つまり、150円は210円よりも少なく買おうとしていたんだ。


ここでちょっと確認・整理。

この個数を逆にする問題だけど、多い分だけ渡す=差の分だけ増えて減る(差の分だけ移動する)、と考えた方が分かりやすいかもしれない。

たとえば


5個と7個を逆にする

⇒ 差の2個をもらう(2個増える)、差の2個を渡す(2個減る)

⇒ 7個と5個になる


こんな感じで、個数を逆にすると差の分だけ増えて減る(差の分だけ移動する)んだ。


問題に戻ろう。

安い150円と高い210円があって、安い150円が少ない、高い210円が多い、だからお金が足りなくて、これを逆にすると、安い150円が多い、高い210円が少ないになってお金が余った。

くどくどしつこくて申し訳ないけど、150円は210円よりも少なく買おうとしていた、これを逆にしたから、お金が浮いた。ここが1番大事なポイントだ。


では、差は何個だろう?

さっきの、個数を逆にすると差の分だけ増えて減る(差の分だけ移動する)を踏まえて考えてみよう。

もし150円が210円より1個少ないとどうか。

個数を逆にする、つまり150円が1個増えて+150円、210円が1個減って-210円、差し引きすると支払う金額が60円減って60円が浮くんだ。

もし150円が210円より2個少ないとどうか。

個数を逆にする、つまり150円が2個増えて+300円、210円が2個減って-420円、差し引きすると支払う金額が120円減って120円が浮くんだ。

もうわかったね、1個少ないと60円が浮くんだから、たとえば、5個少なければ60×5=300円が浮くんだ。

上のもしで出てしまったけど、問題では120円浮いたんだから、差は120÷60=2個だね。


できました☆

買おうとしていた150円と210円のお菓子の個数の和は22個差は2個だから


150円菓子+210円菓子=22個

210円菓子-150円菓子=  2個

⇒ 150円菓子=10個、210円菓子=12個


となる。持っていたお金は


150×10+210×12-  20=4000円

150×12+210×10+100=4000円


となる。逆にする前と後でちゃんと数字が合うね!3年生でもやれるはずだから果敢に攻めよう!

よって、答えは4000円となる。


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