【 問題 】5年生向け
箱Aの中の赤玉と白玉の個数の合計と箱Bの中の赤玉と白玉の個数の合計の比は4:7です。また、箱Aの中の赤玉の個数と箱Bの中の赤玉の個数の比は5:6です。いま、箱Aから箱Bに赤玉を6個うつし、箱Bから箱Aに白玉を6個うつしたところ、箱Aも箱Bも箱の中の赤玉と白玉の合計に対する赤玉の割合は40%になりました。 箱Bの中のはじめの白玉の個数は何個ですか。
【 解答 】
これとほぼ同じ問題を前々回にやった、そのときは変わらないものがなかったから倍数変化算(内項の積=外項の積)で攻めた。
⇒( Read more » cf.倍数変化算7 )
今回は和が変わらないから、和一定の倍数算で攻めてみる。とはいっても、やることはまったく同じだし、もちろん、内項の積=外項の積で攻めてもいい。
あと、40%を2:3に引き直してもいい。そうするとみんなに馴染みのある倍数算の典型問題になる。
問題文に忠実に解くを原則に、引き出しを増やしていこう。
では、いきましょう。
赤玉に着目する。
赤玉の割合が40%=2/5とあるから、赤/全体=2/5、だね。
この2/5の式を作りにいく。
上の式を見ながらいこうか。
Aは赤を6個あげて白を6個もらう、Bは赤を6個もらって白を6個あげる、同じ個数のやり取りだから、AもBも全体の個数は変わらないね。
Aは赤を6個あげるから、Aの赤玉の個数は⑤-6個になる。
Bは赤を6個もらうから、Bの赤玉の個数は⑥+6個になる。
この⑤-6と⑤+6が4:7になればいいんだけど( Read more » cf.倍数変化算7 )、これはただのやり取りだから、和が変わらない。
そう、和一定の倍数算だ。
⑤+⑥=⑪、4+7=11、両方とも11だからそのままでいいね!
できました☆
⑤-6=④
⑥+6=⑦
⇒ ①=6
⇒ ⑥+6=42
Bは赤玉6個をもらった後、赤玉の個数が42個になった。この42個がB全体の40%にあたる。
B×0.4=42
⇒ B=105個
Bの赤玉と白玉=105個
Bのはじめの赤玉=⑥=36個
⇒ Bのはじめの白玉=105-36=69個
まとめてみる。
~ やり取り前 ~
Aの赤玉と白玉=105× 4/7=60個
Aの赤玉=⑤=30個
Aの白玉=60-30=30個
Bの赤玉と白玉=105個
Bの赤玉=36個
Bの白玉=69個
~ やり取り後 ~
Aの赤玉=30-6=24個
Aの白玉=30+6=36個
Aの赤玉の割合=24/60=40%
Bの赤玉=36+6=42個
Bの白玉=69-6=63個
Bの赤玉の割合=42/105=40%
よって、答えは69個となる。

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