2025-01-01

和差算3。

 【 問題 】3年生向け

150円と210円の2種類のお菓子を合わせて22個買おうとしたところ、20円足りませんでした。そこで、150円のお菓子と210円のお菓子の個数を逆にして買ったところ、100円余りました。持っていたお金はいくらでしたか。


【 解答 】

20+100=120円

120÷(210-150)=2個

(22-2)÷2=10個

22個-10個=12個

150×10+210×12-20=4000円


これも前回と同じで大事なのは当たり前感覚、150円が少なくて210円が多かったのを逆にしたから足りなかったのが余ったになった。高い210円が減って安い150円が増えたんだよ。数式に入る前に当たり前感覚で思考しよう。では、いきましょう。


20円足りなかったのに100円余った、そう、20+100=120円が浮いたんだ。安いのを増やして、高いのを減らしたから、120円が浮いたんだ。つまり、150円は210円よりも少なく買おうとしていたんだ。


ここでちょっと確認・整理。

この個数を逆にする問題だけど、多い分だけ渡す=差の分だけ増えて減る(差の分だけ移動する)、と考えた方が分かりやすいかもしれない。

たとえば


5個と7個を逆にする

⇒ 差の2個をもらう(2個増える)、差の2個を渡す(2個減る)

⇒ 7個と5個になる


こんな感じで、個数を逆にすると差の分だけ増えて減る(差の分だけ移動する)んだ。


問題に戻ろう。

安い150円と高い210円があって、安い150円が少ない、高い210円が多い、だからお金が足りなくて、これを逆にすると、安い150円が多い、高い210円が少ないになってお金が余った。

くどくどしつこくて申し訳ないけど、150円は210円よりも少なく買おうとしていた、これを逆にしたから、お金が浮いた。ここが1番大事なポイントだ。


では、差は何個だろう?

さっきの、個数を逆にすると差の分だけ増えて減る(差の分だけ移動する)を踏まえて考えてみよう。

もし150円が210円より1個少ないとどうか。

個数を逆にする、つまり150円が1個増えて+150円、210円が1個減って-210円、差し引きすると支払う金額が60円減って60円が浮くんだ。

もし150円が210円より2個少ないとどうか。

個数を逆にする、つまり150円が2個増えて+300円、210円が2個減って-420円、差し引きすると支払う金額が120円減って120円が浮くんだ。

もうわかったね、1個少ないと60円が浮くんだから、たとえば、5個少なければ60×5=300円が浮くんだ。

上のもしで出てしまったけど、問題では120円浮いたんだから、差は120÷60=2個だね。


できました☆

買おうとしていた150円と210円のお菓子の個数の和は22個差は2個だから


150円菓子+210円菓子=22個

210円菓子-150円菓子=  2個

⇒ 150円菓子=10個、210円菓子=12個


となる。持っていたお金は


150×10+210×12-  20=4000円

150×12+210×10+100=4000円


となる。逆にする前と後でちゃんと数字が合うね!3年生でもやれるはずだから果敢に攻めよう!

よって、答えは4000円となる。


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