2025-05-22

倍数算6。

 【 問題 】4~5年生向け

買い物に行く前、兄の所持金は弟の所持金の1.6倍でした。A店では兄は弟の2倍の金額を使いました。B店ではA店で使った金額よりも兄は200円少ない金額を、弟は100円少ない金額を使いました。買い物に行った後、2人の所持金はともに300円になりました。弟はA店でいくら使いましたか。


【 解答 】

数字に強く計算力が上に抜けてる子以外は全体像を把握して、数字には意味があることを確認して欲しい。では、いきましょう。


兄=弟×1.6

⇒ 兄:弟=8:5


兄と弟のはじめの所持金の比は8:5だね。


A店で使った金額

兄=②

弟=①


これはいいね。


B店で使った金額

兄=②-200

弟=①-100


これもいいね。


ここで気が付いて欲しい。

兄と弟が使った金額は、A店でもB店でも2:1なんだ。

そう、つまり、兄と弟は結局、買い物に2:1でお金を使って残金が等しくなったんだ。

※ 加比の理 ⇒( Read more » cf.年齢算2 )


はじめの所持金

兄:弟=8:5(差=8-5=3

A店とB店で使った合計金額

兄:弟=2:1(差=2-1=1

残金

兄=弟=300円


ここで考えて欲しい。

残金が等しくなったいうことは、兄が多く持っていた分だけ兄が多く使ったということだ。

※ 類題 ⇒( Read more » cf.倍数算1 )


はじめの所持金の差の3と使った金額の差の1は等しい、だから3と1の最小公倍数3でそろえてあげる。使った金額の差の1を×3するんだ。


はじめの所持金

兄:弟=8:5(差=8-5=3

A店とB店で使った合計金額

兄:弟=6:3(差=6-3=3

残金

兄=弟=300円

⇒ 8-6=5-3=2=300円

⇒ 1=150円


まとめてみる。


はじめの所持金

兄=150円×8=1200円

弟=150円×5=750円

A店とB店で使った合計金額

兄=150円×6=900円

弟=150円×3=450円

残金

兄=1200-900=300円

弟=750-450=300円


できました☆


弟がA店とB店で使った合計金額=450円

A店=①

B店=①-100

⇒ ①+①-100=450

⇒ ②-100=450

①=275

⇒ ①-100=175

(和が450円、差が100円の和差算でいいよ!)


弟はA店で275円、B店で175使ったんだね。

兄はA店で275×2=550円、B店で550-200=350円使ったんだね。


上に抜けてる子たち以外は強引にいかないこと、丁寧に知ってる形に持ち込むこと。


よって、答えは275となる。


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