【 問題 】4~5年生向け
買い物に行く前、兄の所持金は弟の所持金の1.6倍でした。A店では兄は弟の2倍の金額を使いました。B店ではA店で使った金額よりも兄は200円少ない金額を、弟は100円少ない金額を使いました。買い物に行った後、2人の所持金はともに300円になりました。弟はA店でいくら使いましたか。
【 解答 】
数字に強く計算力が上に抜けてる子以外は全体像を把握して、数字には意味があることを確認して欲しい。では、いきましょう。
兄=弟×1.6
⇒ 兄:弟=8:5
兄と弟のはじめの所持金の比は8:5だね。
A店で使った金額
兄=②
弟=①
これはいいね。
B店で使った金額
兄=②-200
弟=①-100
これもいいね。
ここで気が付いて欲しい。
兄と弟が使った金額は、A店でもB店でも2:1なんだ。
そう、つまり、兄と弟は結局、買い物に2:1でお金を使って残金が等しくなったんだ。
※ 加比の理 ⇒( Read more » cf.年齢算2 )
はじめの所持金
兄:弟=8:5(差=8-5=3)
A店とB店で使った合計金額
兄:弟=2:1(差=2-1=1)
残金
兄=弟=300円
ここで考えて欲しい。
残金が等しくなったいうことは、兄が多く持っていた分だけ兄が多く使ったということだ。
※ 類題 ⇒( Read more » cf.倍数算1 )
はじめの所持金の差の3と使った金額の差の1は等しい、だから3と1の最小公倍数3でそろえてあげる。使った金額の差の1を×3するんだ。
はじめの所持金
兄:弟=8:5(差=8-5=3)
A店とB店で使った合計金額
兄:弟=6:3(差=6-3=3)
残金
兄=弟=300円
⇒ 8-6=5-3=2=300円
⇒ 1=150円
まとめてみる。
はじめの所持金
兄=150円×8=1200円
弟=150円×5=750円
A店とB店で使った合計金額
兄=150円×6=900円
弟=150円×3=450円
残金
兄=1200-900=300円
弟=750-450=300円
できました☆
弟がA店とB店で使った合計金額=450円
A店=①
B店=①-100
⇒ ①+①-100=450
⇒ ②-100=450
⇒ ①=275
⇒ ①-100=175
(和が450円、差が100円の和差算でいいよ!)
弟はA店で275円、B店で175円使ったんだね。
兄はA店で275×2=550円、B店で550-200=350円使ったんだね。
上に抜けてる子たち以外は強引にいかないこと、丁寧に知ってる形に持ち込むこと。
よって、答えは275円となる。

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