【 問題 】3~4年生向け
兄と弟の所持金はそれぞれ1000円、320円です。2人でお金を出し合って商品Aを買います。予定では、兄は弟よりも多めにお金を支払って、兄と弟の残金の比は5:2になるはずでした。しかし、実際には、商品Aの価格が20%値上がりしており、値上がり分は兄が支払ったため、兄と弟の残金の比は2:1になりました。値上がり前の商品Aは何円ですか。また、実際に兄が支払った金額は何円ですか。
【 解答 】
数字の設定も簡単になってるから、早い段階で慣れておきたい問題だ。倍数算の基礎は3年生4年生で完璧にすること。では、いきます。
値上がりの前と後で弟の支払金額は変わってないので、弟の残金は変わってない。
値上がり前の兄と弟の残金の比
= 5:2
値上がり後の兄と弟の残金の比
= 2:1
この弟の残金の2と1を、1の方を×2してそろえてあげる。
値上がり前の兄と弟の残金の比
= 5:2
値上がり後の兄と弟の残金の比
= 4:2
兄の残金は5から4に減ってるね、この減った5-4=1が商品Aの20%値上がり分だね。
A×0.2=1
⇒ A=5
そう、Aは5の価格だったのが、20%の値上がりで5×1.2=6の価格になったんだ。
ここまでをまとめると次のような感じになる。
できました☆
値上がり前のAの価格=⑤
値上がり前の兄と弟の残金の合計=⑤+②=⑦
⇒ 兄と弟の所持金の合計=1000+320=⑤+⑦
⇒ 1320=⑫
⇒ ①=110
⇒ ⑤=550
値上がり後の兄の残金=④=440
⇒ 実際に兄が支払った金額=1000-440=560円
まとめてみる。
よって、答えは
値上がり前のAの価格=550円
実際に兄が支払った金額=560円
となる。

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