2025-01-22

場合の数11。

 【 問題 】4年生向け

1、□、9の3つの数字を1回ずつ使うと異なる3桁の整数が6個作れます。この6個の整数の和が3774のとき、□はいくつですか。


【 解答 】

(1+□+9)÷3×111×6=3774

⇒ (1+□+9)×2=34

⇒ 1+□+9=17

⇒ □=7


具体的な数字で式の意味を理解しよう。では、いきます。


たとえば、1、2、9の数字で3桁の整数を作ってみる。

129、192

219、291

912、921

6個作れるね。

この6個の整数の平均は444だ。この平均の444が先にわかってしまえば、444×6で6個の和が出せる。この444が先に欲しい、どうやったらわかるのか?

この444の4は3つの数字「1、2、9」の平均なんだ。

(1+2+9)÷3=4、この4が444の4。

そう、つまり、3つ数字の平均を出して×111をすれば3桁の整数の平均になる。だって、百の位にも十の位にも一の位にも1と2と9は同じ回数ずつ使われているでしょ、つまり、どの位も平均すると4になる、だから6個の3桁の整数の平均は1と2と9の平均の4に×111をした444になるんだ。

この平均を使うと、1、2、9の数字で作れる3桁の6個の整数の和は


(1+2+9)÷3×111×6=2664


となる。

3つの数字を足して÷3をして平均を出す、その平均の数字に×111をして3桁の整数の平均を出す、その3桁の整数の平均に×6をしてあげれば6個の整数の和が出せる。

できました☆


1、□、9の平均は


(1+□+9)÷3


これに×111をして3桁の整数の平均にする。


(1+□+9)÷3×111


6個の整数の和を出すには、この3桁の整数の平均に×6をすればいい。


(1+□+9)÷3×111×6


これが、3774になる。


(1+□+9)÷3×111×6=3774

⇒ (1+□+9)×2=34

⇒ 1+□+9=17

⇒ □=7


1、7、9で使れる3桁の6個の整数の和は3774になるんだね。ただ、数字に0が入るとこの平均を使った解き方はこのままでは適用できない、なぜなら、百の位に0は使えないからだね。0が入る場合はまた今度やろう。

よって、答えは7となる。


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