2025-02-08

速さ10。

 【 問題 】4年生向け

A中学校とB中学校との距離は21kmです。A中学校からはAチームがB中学校に向かって、B中学校からはBチームがA中学校に向かって同時に出発します。Aチームは分速100mで25分歩くごとに5分休み、Bチームは分速60mで35分歩くごとに5分休みます。AチームとBチームが出会うのは出発してから何時間何分後ですか。また、出会うまでにAチームは何分休んで、何km歩きましたか。


【 解答 】

こつこつ解く問題だね。では、いきましょう。


Aチーム

分速100mで25分ごとに5分休む

⇒ 30分で100m/分×25分=2.5km進む

Bチーム

分速60mで35分ごとに5分休む

⇒ 40分で60m/分×35分=2.1km進む


30分と40分の最小公倍数は120分、この120分で何km進むかを考えてあげる。


Aチーム

30分で2.5km進む

120分で10km進む

(100分歩いて20分休む)

Bチーム

40分で2.1km進む

120分で6.3km進む

(105分歩いて15分休む)


そう、120分でAチームとBチーム合わせて10km+6.3km=16.3km進むんだ。

もう21kmにだいぶ近くなったね。

120分経ったとき、残りの距離は


21-16.3=4.7km


となる。

ここからは細かくいこう。


Aチームが25分で休みに入るから、25分でAチームとBチームが合わせて何km歩くかを確認する。


(100m/分+60m/分)×25分=4km


25分かけて4kmを歩いたところでAチームは5分の休みに入る。

Bチームは休みまであと35-25=10分ある。

Aチームが5分休んでる間に、Bチームが歩く距離は


60m/分×5分=0.3km


となる。

残りの距離は


4.7km-4km-0.3km=0.4km


残り0.4kmのところで、Aチームは休みが終わり、Bチームは休みに入るまであと10-5=5分ある。この0.4km=400mを出会い算してあげる。


(100m/分+60m/分)×□分=400m

⇒ □=2.5


残り0.4kmの距離を2.5分かけて歩き、AチームとBチームは出会う


できました☆


Aチーム

120分進む+25分歩く+5分休む+2.5分歩く

=152.5分かかる=2時間32.5分かかる

(120分のうち20分休みだから、20+5=25分休み

Bチーム

120分進む+32.5分歩く

=152.5分かかる=2時間32.5分かかる

(120分のうち15分休み


Aチームが歩いた距離

・ 120分進む=10km

・ 25分歩く=100m/分×25分=2.5km

・ 5分休む=0km

・ 2.5分歩く=100m/分×2.5分=0.25km

合計=10km+2.5km+0.25km=12.75km

Bチームが歩いた距離

・ 120分進む=6.3km

・ 32.5分歩く=60m/分×32.5分=1.95km

合計=6.3km+1.95km=8.25km


つまり、AチームとBチームは2時間32.5分後に出会い、出会うまでにAチームは12.75km、Bチームは8.25kmを歩き、Aチームは途中で25分、Bチームは15分休んだ。


” 進む ” の表現を外してまとめてみる。


Aチーム

25分休み

歩いた時間=152.5-25=127.5分

歩いた距離=100m/分×127.5分=12.75km

Bチーム

15分休み

歩いた時間=152.5-15=137.5分

歩いた距離=60m/分×137.5分=8.25km


最初の120分に休みが入ってるのがちょっとややこしいかもだけど、すぐに慣れるよ!


よって、答えは2時間32.5分後25分12.75kmとなる。


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