【 問題 】4年生向け
1個80円のみかんと1個330円のりんごを9100円になるように買います。みかんとりんごの個数の合計が最も少ないとき、みかんとりんごの個数の合計は何個ですか。
【 解答 】
式を作って根気よくあてはめていく。では、いきましょう。
みかんとりんごの個数がわからないのに式が1つしか作れない。未知数が2個なら式は2つないと答えが1通りに定まらない。
これを条件不足のつるかめ算とか不定方程式という。
問題を見ると作れる式は次の1つだけ。
□をみかんの個数、△をりんごの個数とすると
80×□+330×△=9100
これ以外は何も問題に書いてない。□と△がわからない、2個の未知数があるのに式は1つしか作れない。この場合は、あてはめで解くしかない。
なるべく数字を簡単にしてからあてはめに入ろう。
80×□+330×△=9100
⇒ 8×□+33×△=910
そう、10で割って簡単にしたんだ。
ここからあてはめをする。数字が大きい33×△の方から攻めてみる。
8×□も910も偶数だから、33×△も偶数になる。だから、△=2からあてはめてあげる。
△=2のとき
8×□+66=910
⇒ 8×□=844
⇒ □=105.5
□はみかんの個数だから整数なのに、整数でないからダメ
△=4のとき
8×□+132=910
⇒ 8×□=778
⇒ □=97.25
□はみかんの個数だから整数なのに、整数でないからダメ
△=6のとき
8×□+198=910
⇒ 8×□=712
⇒ □=89
やった!整数になった。
できました☆
8×□+33×△=910
⇒ (□、 △)
= (89、 6)
= (56、14)
= (23、22)
(□、△)=(89、6)とわかったから、ここから□を33減らして△を8増やしていくんだ。だって、8を×33減らして33を×8増やしたらプラスマイナスゼロで910は変わらないでしょ。そう、1組の□と△を見つけたらあとは一気に全部の数字が分かるんだね。
(□、△)=(89、6)、(56、14)、(23、22)
このうち、みかんとりんごの個数の合計=□+△が最も少ないのは
(□、△)=(23、22)
⇒ □+△=23+22=45個
だね。
80×23個+330×22個=9100円、ちゃんと数字も合ってる!
よって、答えは45個となる。
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