2025-01-06

場合の数7。

 【 問題 】4年生向け

Aさん、Bさん、Cさん、Dさんの4人で1回じゃんけんをします。勝負が決まらないのは何通りありますか。


【 解答 】

3×3×3×3=81通り

(2×2×2×2-2)×3=42通り

81-42=39通り


頭の体操に丁度いいね。では、いきましょう。


ここでは全体の通り数から勝負の決まる通り数を引いてあげよう。


全体-決まる=決まらない


全体の通り数は、4人ともそれぞれグーとチョキとパーの3通りの出し方があるんだから


3×3×3×3=81通り


となる。

勝負が決まるというのは2種類だけ出た場合だ。2種類というのは


グーとチョキ

グーとパー

チョキとパー


のことだね。グーとチョキだけなら勝負が決まるし、グーとパーだけなら勝負が決まるし、チョキとパーだけなら勝負が決まる。


グーとチョキで勝負が決まる場合を考えてみよう。

4人ともそれぞれグーとチョキの2通りの出し方があるんだから


2×2×2×2=16通り


の出し方がある。でも、この中には全員がグーの場合全員がチョキの場合が含まれてる。だから、その2通りを引いてあげないといけない。


16-2=14通り


グーとチョキで勝負が決まる場合が14通りある

できました☆

グーとチョキで勝負が決まる場合が14通りなら、グーとパーで勝負が決まる場合もチョキとパーで勝負が決まる場合も14通りだ。


14×3=42通り


勝負が決まる場合が42通り、全体の通り数が81通りだったから、勝負が決まらない場合は


81-42=39通り


となる。もう1度まとめてみると


3×3×3×3=81通り(全体)

(2×2×2×2-2)×3=42通り(勝負が決まる)

81-42=39通り(勝負が決まらない)


ちなみに5人でも6人でも解き方は同じで、例えば5人だと


3×3×3×3×3=243通り(全体)

(2×2×2×2×2-2)×3=90通り(勝負が決まる)

243-90=153通り(勝負が決まらない)


になるよ。人数が多くなると勝負が決まりづらくなるね!当たり前感覚大事!

よって、答えは39通りとなる。


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