2025-02-01

面積5。

 【 問題 】4~5年生向け


四角形ABCDは長方形で、点E・点F・点G・点Hは長方形ABCDの辺上にあり、長方形ABCDの面積はHE、HF、HGによって4等分されています。
AH=7.5cm、DG=8cm、BE:GC=3:2です。
長方形ABCDの面積は何㎠ですか。


【 解答 】

前回と数字も全く同じ問題なんだけど設定を変えてみた( Read more » cf.面積4 )。では、いきましょう。


△HEFの情報がないから、前回みたいに三角形からは攻められない。


鉄則5.

長方形の面積を一直線で二等分する

⇒ 2つの図形は合同になる


HFで長方形は二等分されてる。ということは、台形ABFHと台形CDHFは全く同じ図形、そう、合同だね。


AH=FC=7.5cm


続いて、台形ABEHと四角形HFCGに着目する。


台形ABEHの面積=四角形HFCGの面積

△AEHの面積=△HFCの面積

△ABEの面積=△HCGの面積


BE=③、CG=②とすると


△ABEの面積=△HCGの面積

⇒ ③×AB× 1/2=②×HD× 1/2

AB:HD=2:3


となる。そう、逆比だね。

ここまでとここから先をまとめると下のような感じになる。



上の図を見ながらいこう。

△HEFの面積=△HGDの面積

ここに着目する。


△HEFの面積=△HGDの面積

AB:HD=2:3

EF:DG=3:2


となる。そう、またまた逆比だね。


EF:DG=3:2

DG=8cm

EF=8× 3/2=12cm


となる。


できました☆


台形ABEHの面積=△HEFの面積

⇒ 上底 + 下底 = 底辺

⇒ AH + BE = EF

⇒ 7.5 + ③ = 12cm

⇒ ①=1.5cm


BE=③=4.5cm

EF=12cm

FC=7.5cm

BC=4.5+12+7.5=24cm

DG=8cm

GC=②=3cm

DC=8+3=11cm


長方形ABCDの面積

= たて × 横

= DC × BC

= 11cm × 24cm = 264㎠


となる。

設定条件が変わっても考え方は同じだね。

押さえて欲しいのは


AH=FC

AH+BE=EF

EF×2=BC

三角形の面積が同じ ⇒ 底辺と高さは逆比


これらは図形の基本といえる、しっかりと押さえること。

よって、答えは264㎠となる。


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