2025-03-02

速さ11。

 【 問題 】4年生向け

兄と弟がA地点を同時にスタートし、A地点とB地点を走って往復します。

兄が先にB地点を折り返し、B地点から150mのところで弟とすれ違いました。兄がA地点に戻ったとき、弟はA地点まであと528mのところを走っていました。

A地点とB地点は何mの距離がありますか。


【 解答 】

差はどんどん広がっていくんだね( Read more » cf.速さ7 )。なるべく早いうちに慣れて欲しい問題です。では、いきましょう。


兄が往復したとき、弟との差は528m

兄がB地点についたとき、弟との差は528m× 1/2=264m


ここがすべて。ここの理解を頑張るんだ。

2倍の距離を進めば、差だって2倍になる。そう、差はどんどん広がっていくんだ。

だから、兄がA地点に戻ってきたときの差が528mであれば、兄がB地点についたときの差はその半分の264mなんだ。



上の簡単な線分図を見て欲しい。

兄がB地点についたとき、弟はB地点まであと264mのところにいる。

ここから出会い算を考えるんだ。

兄がB地点を折り返して150mのところで出会ったとある。ということは、264mのうち、150mを兄が、264-150=114mを弟が進んで出会ったんだ。


兄の速さ:弟の速さ

= 150m:114m

= 25:19


一応、速さの比もきちんと考えておこうか。


同じ時間で進む距離比が25:19

⇒ 速さの比も25:19


ここで、兄が進んだ往復の距離を㉕とすると、その間に弟は⑲の距離を進むことになる。

くり返そう。

兄が㉕の距離を進んでA地点に戻ってきた、そのとき、弟は⑲の距離を進んでいる。つまり、弟はA地点まであと㉕-⑲=⑥の距離のところにいるんだ。

できました☆


⑥=528m

⇒ ㉕=2200m


㉕は往復の距離だから、片道のAB間の距離は


2200m × 1/2 = 1100m


となる。

まとめると


528m× 1/2=264m

264m-150m=114m

150m:114m=25:19

25-19=6

528m× 25/6=2200m

2200m× 1/2=1100m


距離比から速さ比を考えてワンクッションおく、その速さ比から再び距離比を考える形がいいと思う。1つ1つを丁寧に説明できるようにしよう。

よって、答えは1100mとなる。


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