【 問題 】4年生向け
四角形ABCDは正方形です。
EとFは正方形ABCDの辺上にあり、AE:EB=1:1、DF:FC=1:2です。
AFとDEの交点がG、ECとFBの交点がHです。
四角形GEHFの面積は、正方形ABCDの面積の何倍ですか。
【 解答 】
相似や隣辺比の習い始めに解く基本問題だね。隣辺比は大学受験でも使えるからマスターしておこう!。では、いきます。
四角形GEHFは、正方形や平行四辺形のような名前がついた四角形でもないし、対角線が直交している四角形でもない。そういった四角形の面積を出すときは、分割して三角形にしてあげるか、全体から引いてあげるかのどちらかだ。
ここでは、GHに補助線を引いて、隣辺比で解いてみる。
GHに補助線を引くと四角形GEHFが2つの三角形に分割される。
四角形GEHF
=△GFH+△GEH
△GFHは△AFBに着目して隣辺比、△GEHは△DECに着目して隣辺比で攻める。手を動かすのではなくて目で追うんだよ!
△AFBの面積=正方形ABCDの面積× 1/2
AG:GF=3:2
BH:HF=3:4
⇒ △GFHの面積=正方形ABCDの面積× 1/2× 2/5× 4/7
⇒ △GFHの面積=正方形ABCDの面積× 4/35
△DECの面積=正方形ABCDの面積× 1/2
DG:GE=2:3
CH:HE=4:3
⇒ △GEHの面積=正方形ABCDの面積× 1/2× 3/5× 3/7
⇒ △GEHの面積=正方形ABCDの面積× 9/70
できました☆
四角形GEHF
=△GFH+△GEH
=正方形ABCD× 4/35+正方形ABCD× 9/70
=正方形ABCD× 17/70
AB=DCだから、AE:EB=3:3、DF:FC=2:4、にして揃えてあげて、3:2の三角形の相似と3:4の三角形の相似を確認するんだよ!
よって、答えは17/70倍となる。

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