2024-12-18

食塩水2。

 【 問題 】4~5年生向け

8%350gの食塩水Aと3%900gの食塩水Bがあります。水950gを使ってA,Bの食塩水の濃さを同じにします。A,Bそれぞれに何gの水を加えればいいですか。


【 解答 】

水を加えるだけだから食塩の量は変わらないね。算数は、変わらない=同じ=等しい、に着目して問題を解くんだ。では、いきましょう。


Aの食塩の量=350×0.08=28g

Bの食塩の量=900×0.03=27g


水を加えるだけだから食塩の量は変わらない。ここでちょっと考えてみよう、濃さを同じにするてどういうことだろう?たとえば、食塩の量が2倍(1:2)なら、食塩水の量が2倍(1:2)であれば濃さは同じだ。食塩1gが入ってる食塩水100gと食塩2gが入ってる食塩水200gは濃さが同じでしょ、算数で大事なのは当たり前感覚だ、肩の力を抜いて解こう。

ということは、食塩の量がAとBそれぞれ28gと27gなんだから、濃さを同じにするためには、AとBの食塩水の量を28:27にしてあげればいいんだ。

水950gを使うんだから、水を加えた後の食塩水Aと食塩水Bの合計は


350+900+950=2200g


になっているはずだ。

食塩水2200gは食塩水Aと食塩水Bの合計なんだから、これを28:27に分けてあげればいい。

できました☆

水を加えた後に


食塩水A:2200g× 28/55=1120g

食塩水B:2200g× 27/55=1080g


になっていればいいんだ。

加えた水の量は


食塩水A:1120-350=770g

食塩水B:1080-900=180g


になる。


確認すると


水:770+180=950g

食塩水A:食塩28gで食塩水1120g

食塩水B:食塩27gで食塩水1080g

濃さ:28/1120 ×100=27/1080 ×100=2.5%


全部数字が合うね!


よって、答えはAに770g、Bに180gとなる。


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過不足算2。

 【 問題 】4~5年生向け

K中学では3年生を卒業スキー旅行に連れて行きます。引率の先生が予定より2人増えると生徒12人につき先生が1人つくことになり、引率の先生が予定より4人減ると生徒20人につき先生が1人つくことになります。予定の先生の人数と3年生の人数はそれぞれ何人ですか。


【 解答 】

過不足算みたいに解いたり生徒を60人と仮定して解いたりでもいいんだけど、ここではあえて逆比で攻めてみよう。では、いきましょう。

またまた式から入っちゃうね。


(▢+2)×12=(▢-4)×20(=3年生の人数)


これを解けば終わりなんだ。

▢は予定の先生の人数。

先生の人数=▢+2人のとき先生1人あたり生徒を12人みる、先生の人数=▢-4人のとき先生1人あたり生徒を20人みるのだから


(▢+2)×12=(▢-4)×20(=3年生の人数)


になるね。

解き方は逆比、受験算数で逆比が使いこなせると解ける問題が一気に増える。


(▢+2)×12=(▢-4)×20

⇒ ▢+2:▢-4=5:3

⇒ ▢+2=⑤、▢-4=③


この▢+2=⑤、▢-4=③は必ず解けるようにしよう。


▢+2=⑤

▢-4=③


⑤と③の差の②はいくつだろう?同じ▢に、片方は2を足して、片方は4を引いてるんだから、その差は2+4=6だね、そう、②=6なんだ。


▢+2=⑤

▢-4=③

⇒ ②=6人

⇒ ①=3人

⑤=15人③=9人


できました☆

予定の先生の人数は


▢=15-2=9+4=13人


で、3年生の人数は▢+2=15、▢-4=9だから


15×12=9×20=180人


になる。

よって、答えは13人180人となる。


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