2024-12-31

和差算2。

 【 問題 】4年生向け

会議室に3人掛けと5人掛けの机を合わせて31台用意したところ、参加者のうち4人が座れませんでした。もし3人掛けと5人掛けの机の台数を逆にしていたら、参加者は全員座れた上に2人分の席が余りました。参加者は何人でしたか。


【 解答 】

4+2=6人

6÷(5-3)=3台

(31+3)÷2=17台

17-3=14台

3×17+5×14+4=125人


できれば4年生のうちに暗算でできるようになって欲しい。だって、問題文を読むと用意した机は3人掛けの方が多いと分かるでしょ、もし3人掛けの方が1台だけ多い場合、逆にしたら2人多く座れる、じゃあ、もし3人掛けの方が2台だけ多い場合、逆にしたら4人多く座れる、なら、6名多く座れるためには3台多ければいいんだ。どっちが多いとか少ないとか、本来であれば小学生の得意分野だ、この当たり前感覚は大事にして欲しい。では、いきましょう。


机の台数を逆にしたら6名(=4+2)多く座れる、ということは、用意した机は3人掛けの方が5人掛けよりも多かったんだ。ここが1番のポイント、当たり前感覚を鈍らせたらダメだ。

3人掛けが5人掛けよりも1台多いとする、これを逆にするとたくさん(多く)座れるのは分かるはず、そのたくさん(多く)座れる人数は3人減って5人増えるんだから2人だ。

3人掛けが5人掛けよりも2台多いとする、これを逆にするとたくさん(多く)座れて、そのたくさん(多く)座れる人数は6人減って10人増えるんだから4人だ。

問題では、4人が座れなかったのが2人分の席が余るようになる、とあるのだから、机の台数を逆にしたら4+2=6人多く座れるようになった。


1台多い=2人多く座れる

⇒ 6人多く座れる=3台多い


できました☆

用意した机の台数は3人掛けの方が5人掛けよりも3台多く、机は全部で31台だから


3人掛け+5人掛け=31

3人掛け-3人掛け=  3

⇒ 3人掛け=17台、5人掛け=14台


となり、参加者の人数は


3×17+5×14+4=125人

3×14+5×17-2=125人


となる。逆にする前と後でちゃんと数字が合うね!

よって、答えは125人となる。


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