2025-04-09

食塩水9。

 【 問題 】4年生向け

食塩と水の割合が3:50である食塩水Aに、12%の食塩水500gを加えたところ、食塩と水の割合が1:12の食塩水Bができました。食塩水Aに含まれていた食塩は何gですか。


【 解答 】

天秤図で解くよりも倍数変化算で解いた方がスムーズかもね。

では、いきましょう。


ここでは倍数変化算で解く。

 Read more » cf.倍数変化算3 


食塩水Aの食塩=③

食塩水Aの水=㊿

12%の食塩水500g=食塩60g+水440g


すると、次のように立式できる。


③+60 : ㊿+440 = 1 : 12


あとはこれを解くだけ。


③+60 : ㊿+440 = 1 : 12

⇒ ㊿+440=㊱+720

⇒ ⑭=280

⇒ ①=20

③=60g


食塩水Aの食塩

③=60g

食塩水Aの水

㊿=1000g

食塩水A

60+1000=1060g


くどくどと確認して問題把握に努めよう!


よって、答えは60gとなる。


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食塩水8。

 【 問題 】5~6年生向け

食塩水A15gに水210gを加えると食塩水Bと同じ濃度になります。

食塩水A265gに食塩10gを加えると食塩水Cと同じ濃度になります。

食塩水Bと食塩水Cを同じ量で混ぜると食塩水Aと同じ濃度になります。

食塩水Aの濃度は何%ですか。


【 解答 】

たとえば、小難しい解き方をすると次のような感じになる。


15+210=225

265+10=275

225:275=9:11

水=210×11=2310

食塩=10×9=90

90÷(2310+90)=3.75%


天秤図も不要だし速いと言えば速い。でも、これは通常運転ではないだろう。

そうではなくて、正面から攻めればいいんだ。自分の知ってる形に持ち込めるよう、わかるところから順々に出していけば正答に辿り着ける。

受験算数において、気づけと言うのは簡単だけど、実際に気づくのは簡単ではない。

自分の知ってることを増やし、自分の知ってる形に持ち込む、これこそが受験算数における取り組み姿勢だ。

天秤図に慣れてから取り組んでみよう。

では、いきます。


1つ目、食塩水A15gに水210gを加えると食塩水Bと同じ濃度、これを見た瞬間に


Aの濃度:Bの濃度=15:1

⇒ Aの濃度=⑮%、Bの濃度①%


がわかるようになって欲しい Read more » cf.食塩水1 


2つ目、食塩水Bと食塩水Cを同じ量で混ぜると食塩水Aと同じ濃度、これを見た瞬間に


Aの濃度=⑮%、Bの濃度①%

Cの濃度=㉙%、Aの濃度=⑮%、Bの濃度=①%


がわかるようになって欲しい。そう、真ん中平均だね。


これでほぼ完成です。

あとはみんなが得意の天秤図に持ち込むだけ。


3つ目、食塩水A265gに食塩10gを加えると食塩水Cと同じ濃度、これを天秤図に落とし込んであげる。練習のときは急がずに丁寧に書けばいいよ。



整理してあげると


小難しいことをやれてしまう子はいい、自由自在に躍動して欲しい。でも、そうではない大半の子は、原則を意識して外さずに、自分の知ってる形に持ち込むんだ!気づきという誘惑的な安易な言葉に頼るな!


よって、答えは3.75%となる。


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