【 問題 】5年生向け
A、B、C、Dの4個の整数があり、C=28です。
A+B:C+D=2:1
B-D:B-C:A-D=6:4:1
このとき、Aはいくつですか。
【 解答 】
どう解きにかかろうか。差がたくさん分かってるからどうやっても答えは出せそう。でも、それは上に抜けてる子たちだけで、そうではない子たちは根拠を意識しながら練習しないといけない。突破力がなくても作戦で勝つんだ。では、いきましょう。
2:1と6:4:1、このままでは比べられないのでそろえにいく。
A+B:C+D=2:1
B-C:A-D=4:1
ここに着目してみる。
B-C:A-D=4:1
⇒ BはCよりも4大きい、AはDよりも1大きい
⇒ B+AはC+Dよりも4+1=5大きい
⇒ A+BとC+Dの差は5
A+B:C+D=2:1
⇒ A+BとC+Dの差は2-1=1
同じ差なのに5と1で違うのはおかしい、だから、5と1の最小公倍数5でそろえてあげる。そう、差が1の方を×5すればいいね。
A+B:C+D=2:1
⇒ A+B:C+D=10:5
A+B:C+D=10:5
B-D:B-C:A-D=6:4:1
差を5でそろえたので、これで比が統一された。
A+B=10、C+D=5と分かってるから、AとBの差、CとDの差を出しにいく。そう、和差算に持ち込むんだ。
B-D:A-D=6:1
⇒ B-A=5
B-D:B-C=6:4
⇒ C-D=2
この差をきちんと出せるようにね!ここが算数のできる・できないの分水嶺だ!!
できました☆
A+B=10
B-A=5
⇒ A=2.5、B=7.5
C+D=5
C-D=2
⇒ C=3.5、D=1.5
C=3.5、これが28なんだから、28÷3.5=8倍してあげればいいね。
A=2.5×8=20
B=7.5×8=60
C=28
D=1.5×8=12
よって、答えは20となる。

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