【 問題 】5~6年生向け
さいころを4回投げて出た目を順にa、b、c、dとします。a+b+c+dが6の倍数になるとき、a、b、c、dの組み合わせは何通りありますか。
【 解答 】
場合の数は名前のとおり場合分けをするんだけど、6の倍数を全部数え上げるのはちょっと大変そう。和が6の倍数→6、12、18、24と4パターン。4パターンか、、いけなくもなさそうだから頑張ってやってみる。
和=6の場合
(1,1,1,3)4通り
(1,1,2,2)6通り
4+6=10通り
和=12の場合
(1,1,4,6)12通り
(1,1,5,5)6通り
(1,2,3,6)24通り
(1,2,4,5)24通り
(1,3,3,5)12通り
(1,3,4,4)12通り
(2,2,2,6)4通り
(2,2,3,5)12通り
(2,2,4,4)6通り
(2,3,3,4)12通り
(3,3,3,3)1通り
12+6+24+24+12+12+4+12+6+12+1=125通り
和=18の場合
(1,5,6,6)12通り
(2,4,6,6)12通り
(2,5,5,6)12通り
(3,3,6,6)6通り
(3,4,5,6)24通り
(3,5,5,5)4通り
(4,4,4,6)4通り
(4,4,5,5)6通り
12+12+12+6+24+4+4+6=80通り
和=24の場合
(6,6,6,6)1通り
⇒ 10+125+80+1=216通り
許される時間内にできそうではあるけど、やっぱり厳しいと思う。工夫してやってみよう。
aとbとcは何でもいいんだ。たとえば、a=1、b=5、c=3にしようか。
a=1、b=5、c=3のとき、和が6の倍数になるためには
d=3
であればいい。1通りだけだね。
じゃあ、a=3、b=4、c=5だったらどうだろうか。
a=3、b=4、c=5とき、和が6の倍数になるためには
d=6
であればいい。1通りだけだね。
さらに、じゃあ、a=6、b=5、c=5だったらどうだろうか。
a=6、b=5、c=5とき、和が6の倍数になるためには
d=2
であればいい。1通りだけだね。
そうなんだ、実はaとbとcがどんな目であってもdは必ず1通りあるんだ。なんで?も大事なんだけど、ここはね、自分で数字を当てはめて自分で確認して「確かに!絶対に1通りしかない!」と実感して欲しい、その実感が大事。そのあとに、なんでだろ?、がくると最高だね。
できました☆
aとbとcの目の出方は
6×6×6=216通り
その216通りに対してdは必ず1通りあるんだから、a+b+c+dが6の倍数になるのは
216×1=216通り
よって、答えは216通りとなる。
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