2024-12-28

場合の数6。

  【 問題 】5~6年生向け

さいころを4回投げて出た目を順にa、b、c、dとします。a+b+c+dが6の倍数になるとき、a、b、c、dの組み合わせは何通りありますか。


【 解答 】

場合の数は名前のとおり場合分けをするんだけど、6の倍数を全部数え上げるのはちょっと大変そう。和が6の倍数→6、12、18、24と4パターン。4パターンか、、いけなくもなさそうだから頑張ってやってみる。


和=6の場合

(1,1,1,3)4通り

(1,1,2,2)6通り

4+6=10通り

和=12の場合

(1,1,4,6)12通り

(1,1,5,5)6通り

(1,2,3,6)24通り

(1,2,4,5)24通り

(1,3,3,5)12通り

(1,3,4,4)12通り

(2,2,2,6)4通り

(2,2,3,5)12通り

(2,2,4,4)6通り

(2,3,3,4)12通り

(3,3,3,3)1通り

12+6+24+24+12+12+4+12+6+12+1=125通り

和=18の場合

(1,5,6,6)12通り

(2,4,6,6)12通り

(2,5,5,6)12通り

(3,3,6,6)6通り

(3,4,5,6)24通り

(3,5,5,5)4通り

(4,4,4,6)4通り

(4,4,5,5)6通り

12+12+12+6+24+4+4+6=80通り

和=24の場合

(6,6,6,6)1通り

⇒ 10+125+80+1=216通り


許される時間内にできそうではあるけど、やっぱり厳しいと思う。工夫してやってみよう。


aとbとcは何でもいいんだ。たとえば、a=1、b=5、c=3にしようか。

a=1、b=5、c=3のとき、和が6の倍数になるためには

d=3

であればいい。1通りだけだね。


じゃあ、a=3、b=4、c=5だったらどうだろうか。

a=3、b=4、c=5とき、和が6の倍数になるためには

d=6

であればいい。1通りだけだね。


さらに、じゃあ、a=6、b=5、c=5だったらどうだろうか。

a=6、b=5、c=5とき、和が6の倍数になるためには

d=2

であればいい。1通りだけだね。


そうなんだ、実はaとbとcがどんな目であってもdは必ず1通りあるんだ。なんで?も大事なんだけど、ここはね、自分で数字を当てはめて自分で確認して「確かに!絶対に1通りしかない!」と実感して欲しい、その実感が大事。そのあとに、なんでだろ?、がくると最高だね。


できました☆

aとbとcの目の出方は


6×6×6=216通り


その216通りに対してdは必ず1通りあるんだから、a+b+c+dが6の倍数になるのは


216×1=216通り


よって、答えは216通りとなる。


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