【 問題 】4~5年生向け
Aは1~2025の整数を掛け合わせた数です。
A=1×2×3×・・・×2023×2024×2025
Aを2025で割っていくと□回目までは商が整数で割り切れ、□+1回目で商が整数でなくなり割り切れなくなりました。□にあてはまる数字はいくつですか。
【 解答 】
インフルとかマイコプラズマとか注意、警戒してても罹ってしまう。だからこそ、勉強できるときに勉強時間を稼いでおくんだ。勉強はコントロールできる、調子が良いときはいつもよりガンガン勉強して、勉強できないときのために備えをしておこう。では、いきます。
2025=3×3×3×3×5×5だから、×3が4個と×5が2個でできてる。
Aが2025で割れるためには、Aの中に×3が4個と×5が2個いるんだ。
{×3×3×3×3×5×5}を1セットとして、これがAの中に2セットあれば2025で2回割れるし、10セットあれば2025で10回割れる。
Aの中に×3と×5は何個あるんだろう?
×3から数えてみよう。
3|2025
3| 675 個
3| 225 個
3| 75 個
3| 25 個
3| 8 個
2 個
これの意味は
675個=3の倍数の個数
⇒ ×3が675個
225個=9の倍数の個数
⇒ ×3がさらに225個
75個=27の倍数の個数
⇒ ×3がさらに75個
25個=81の倍数の個数
⇒ ×3がさらに25個
8個=243の倍数の個数
⇒ ×3がさらに8個
2個=729の倍数の個数
⇒ ×3がさらに2個
たとえば最後の2個の729の倍数は
729=3×3×3×3×3×3
729×2=2×3×3×3×3×3×3
で×3が6個もある、729と729×2は3の倍数でも9の倍数でも27の倍数でも81の倍数でも243の倍数でも729の倍数でもあるから、この×3の6個を3の倍数のとこで1個、9の倍数のとこで1個、27の倍数のとこで1個、81の倍数のとこで1個、243の倍数のとこで1個、729の倍数のとこで1個、と数えているんだ。
つまり、Aの中に×3は
675+225+75+25+8+2=1010個
ある。
同じように、Aの中に×5は
5|2025
5| 405 個
5| 81 個
5| 16 個
3 個
405+81+16+3=505個
ある。
Aの中に×3は1010個、×5は505個あることがわかった。
Aが2025で割れるためにはAの中に{×3×3×3×3×5×5}が何セットあるか調べればいい。
×3は4個、×5は2個で1セットだから
1010÷4=252セット
505÷2=252セット
両方とも252セットになった。セット数が一致しない場合は少ない方に合わせるんだよ。
Aの中に{×3×3×3×3×5×5}が252セットある。
⇒ Aは2025で252回割れる
252回目までは商が整数で割り切れて、253回目で商が整数でなくなり割り切れなくなる。
よって、答えは252となる。
にほんブログ村