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2024-12-20
倍数算2。
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場合の数5。
【 問題 】5年生向け
0、2、2、5、5、5の6個の数字があります。このうち4個の数字を使ってできる4桁の整数は何通りありますか。
【 解答 】
複数枚パターンの場合分けだね。丁寧な場合分けを心掛けて。では、いきましょう。
・5を3枚使う場合
5550の並び替え ⇒ 3通り
5552の並び替え ⇒ 4通り
3+4=7通り
・5を2枚と2を2枚使う場合
5522の並び替え ⇒ 4×3×1/2=6通り
・5を2枚と0、2を使う場合
5502の並び替え
⇒ 千の位が5のとき … 3×2×1=6通り
⇒ 千の位が2のとき … 3通り
6+3=9通り
・2を2枚と0、5を使う場合
2205の並び替え
⇒ 千の位が2のとき … 3×2×1=6通り
⇒ 千の位が5のとき … 3通り
6+3=9通り
これで全部。
できました☆
7+6+9+9=31通り
場合の数は整合性をもっての確認ができないから、小学生だけでなく中高生にとっても厄介だと思う。丁寧にやっても怖さが残るね。
よって、答えは31通りとなる。
別の解き方もやっておこう。
・0を使わない場合
5552の並び替え ⇒ 4通り
5522の並び替え ⇒ 4×3×1/2=6通り
4+6=10通り
・0を使う場合
0225の並び替え
⇒ 千の位が2のとき … 3×2×1=6通り
⇒ 千の位が5のとき … 3通り
6+3=9通り
0255の並び替え
⇒ 千の位が5のとき … 3×2×1=6通り
⇒ 千の位が2のとき … 3通り
6+3=9通り
0555の並び替え ⇒ 3通り
9+9+3=21通り
10+21=31通り
よって、答えは31通りとなる。
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売買算2。
【 問題 】5~6年生向け
商品の原価が原材料費等の高騰により50%上がったため、企業は次の2つの対応策をとりました。
- 商品の内容量を減らす等のコスト削減で高騰後の原価を20%下げる
- 定価を30%値上げする
その結果、商品100万個あたりの利益は40%増加し1億500万円になりました。値上げする前の商品1個の定価はいくらですか。
【 解答 】
ごちゃごちゃしてるから少し整理しよう。
100万個あたりの利益が1億500万円だから、1個あたりの利益は
1億500万円÷100万=105円
これが対応策後の利益だから、対応策前の利益□円は
□×1.4=105
⇒ □=75円
あとは、定価が×1.3になったことと、原価が×1.5のあとに20%下げてるから×1.5×0.8=×1.2になったこと、これ以外は問題に書いてない。
まとめると
定価が1.3倍になって、原価が1.2倍になったら、1個あたりの利益は40%増えて(1.4倍になって)75円が105円になった。
これを立式すると下のようになる。
定価-原価=75円
定価×1.3-原価×1.2=105円
これを解くだけ、普通の消去算だね。上の式を×1.2してあげよう。
定価×1.2-原価×1.2= 90円
定価×1.3-原価×1.2=105円
⇒ 定価×0.1=15円
⇒ 定価=150円
⇒ 150円-原価=75円
⇒ 原価=75円
対応策前は
定価=150円、原価=75円
利益=75円
対応策後は
定価=150×1.3=195円、原価=75×1.2=90円
利益=75×1.4=105円
ちゃんと数字が合ってるね!
よって、答えは150円となる。
(ちなみに、原価75円が高騰で50%上がったら75円×1.5=112.5円=112円50銭になっちゃうね、問題には関係ないし気にしなくていいよ!)
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数の性質5。
【 問題 】5年生向け
AとBは1以上の整数でAはBよりも大きいです。
(1) A+B=70とします。AをBで割ったとき商が整数になります。AとBの組み合わせを例にならってすべて書きなさい。
例:(A,B)=(3,1)
(2) A+B=2025とします。AをBで割ったとき商が整数になります。AとBの組み合わせは何通りありますか。
【 解答 】
A+B=20で少し考えてみようか。
A>BでA÷Bが割り切れるとあるから
A÷B=□(□は1より大きい整数=2以上の整数)
⇒ A=B×□
だね。すると
A+B=20
⇒ B×□+B=20(この時点で20はBの倍数でわかる、Bの倍数にBを足したらBの倍数になるね)
になる。
ここでB×□+B=20の左辺に着目すると、左辺の意味するところは、Bが□個とBが1個あるってことだから、全部でBが□+1個あるんだ。Bが□+1個あるんだから
B×(□+1)=20
になる。すると、20はBの倍数だよね、そう、つまり、Bは20の約数なんだ。
A+B=20、A÷B=整数、A>B
⇒ Bは20の約数!
⇒ B=1,2,4,5,10,20
⇒ (A,B)=(19,1)(18,2)(16,4)(15,5)
ふわっとでいいからそれなりに理解して(線分図とか書いて自分なりに理解に努めてみて!)、でも結論はしっかり覚えて、数字を入れるときは気持ちも入れて、絶対にミスのないようにしよう!では、いきましょう。
(1)
A+B=70、A÷B=整数
⇒ Bは70の約数!
70の約数は{1,2,5,7,10,14,35,70}、このうちBに入れていいのはA>Bだから、1と2と5と7と10と14になるね。
例にならって数字を入れると
(A,B)=(69,1)(68,2)(65,5)(63,7)(60,10)(56,14)
となる。どれもA+B=70、A÷B=整数になってるね!神経を研ぎ澄まして確認すること!1個もこぼしたらダメだよ!!
よって、答えは
(A,B)=(69,1)(68,2)(65,5)(63,7)(60,10)(56,14)
となる。
(2)
A+B=2025、A÷B=整数
⇒ Bは2025の約数!
2025の約数は{1,3,5,9,15,25,27,45,75,81,135,225,405,675,2025}、このうちBに入れていいのはA>Bだから、2025以外の全部になるね。
よって、答えは14通りとなる。
あえて全部を書き出してみると
(A、B)
=(2024、1)
=(2022、3)
=(2020、5)
=(2016、9)
=(2010、15)
=(2000、25)
=(1998、27)
=(1980、45)
=(1950、75)
=(1944、81)
=(1890、135)
=(1800、225)
=(1620、405)
=(1350、675)
どれもA+B=2025、A÷B=整数になってるね!
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