2025-11-15

数の性質15。

 【 問題 】5年生向け

4けたの整数である8AB1を2けたの整数であるABで割ったところ、商が整数で割り切れました。2けたの整数ABはいくつですか。ただし、2けたの整数ABは50より小さい整数とします。


【 解答 】

中学受験では早めの準備・対策が有効で、5年生くらいまでには算数なり理科なり、どの科目でもいいんだけど、気持ち的に追われない科目が1つあると良いと思う。

では、いきましょう。


8AB1÷AB=整数

8AB1はABの倍数


これはいいね。


ここで8AB1からAB0を引き算してあげる。


どういうことかというと


AB0=AB×10


だから、当然、AB0はABの倍数だよね。

8AB1はABの倍数で、AB0もABの倍数、ということは


8AB1-AB0=8001=ABの倍数


になる。

ABの倍数からABの倍数を引いたら、その答えは当然、ABの倍数になるね。


そう、8001はABの倍数なんだ。


8001はどういう数字か調べてみると、9で割れるとわかるから、9で割ってみる。


8001=9×889


889は7で割れるね。


8001=9×7×127


9は3×3だから、もう少し細かくしてみる。


8001=3×3×7×127


これ以上は細かくならないね(127は素数だね)。


8001=3×3×7×127、これをよく見ながら考える。

8001は、3の倍数でもあるし、7の倍数でもあるし、3×3=9の倍数でもあるし、3×7=21の倍数でもあるし、3×3×7=63の倍数でもあるし、127の倍数でもあるし、、、


8001はABの倍数で、ABは50未満とあるから、AB=21で確定する。

AB=21を入れて確認すると


8211÷21=391


となって、ちゃんと割り切れるね。


よって、答えは21となる。


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