2025-07-27

仕事算7。

 【 問題 】3~4年生向け

大きな水そうには3つの排水口A、B、Cが付いています。Aを4分、Bを20分、Cを9分だけ開けると満水の水そうは空になり、Aを5分、Bを4分、Cを3分だけ開けると満水の水そうは半分の水の量になります。また、AとCの2つを開けると、満水の水そうは10分で空になります。AとBの2つを開けると、満水の水そうは何分何秒で空になりますか。


【 解答 】

ただの消去算だね。丁寧に立式して丁寧に解きにかかろう。

では、いきます。


A×4分+B×20分+C×9分=満水の量

A×5分+B×4分+C×3分=満水の半分の量

A×10分+C×10分=満水の量


この3つの式はいいね。文章どおりに式を作った。

満水の半分の量の式を×2して満水の量にそろえようか。


A×4分+B×20分+C×9分=満水の量

A×10分+B×8分+C×6分=満水の量

A×10分+C×10分=満水の量


A×10分が同じだから、2つ目と3つ目の式を解いてあげる。


A×10分+B×8分+C×6分=A×10分+C×10分

⇒ B×8分+C×6分=C×10分

⇒ B×8分=C×4分

⇒ B:C=4:8=1:2(逆比だね!)


ここで次のようにおく。


Bが1分間で排水する水の量=①

Cが1分間で排水する水の量=②


これを満水の量でそろえた1つ目と2つ目の式に入れてあげる。


A×4分+①×20分+②×9分=満水の量

A×10分+①×8分+②×6分=満水の量

⇒ A×4分+①×20分+②×9分=A×10分+①×8分+②×6分

⇒ A×4分+⑳+⑱=A×10分+⑧+⑫

⇒ A×4分+㊳=A×10分+⑳

⇒ A×6分=⑱

A=③


そう、Aが1分間で排水する水の量=③なんだ。


できました☆


A×4分+B×20分+C×9分=満水の量

⇒ ③×4分+①×20分+②×9分=満水の量

⇒ ⑫+⑳+⑱=㊿=満水の量


この満水の量=㊿を、A=③とB=①で排水するんだ。


(③+①)×▢分=㊿

⇒ ④×▢=㊿

⇒ ▢=12.5

⇒ 12.5分=12分30秒


AとBの2つを開けると12分30秒で満水の水そうが空になるんだね。


よって、答えは12分30秒となる。


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