【 問題 】4年生向け
長男、次男、父の3人で協力して畑を耕して土作りをします。6月22日に3人が一緒に畑を耕し始めました。長男は1日おきに、次男は2日おきに、父は3日おきに畑を耕したところ、7月19日にその日の耕作者が1日分の仕事をちょうど終えて土作りが完了しました。長男と次男が1日に耕す畑の面積は同じです。また、この畑を3人で毎日耕すと、9日目に3人がそれぞれ1日分の仕事をちょうど終えて土作りが完了します。もし、父は参加せず、6月22日に長男と次男の2人が一緒に畑を耕し始めていたとしたら(長男は1日おきに、次男は2日おきに耕します)、何月何日に土作りは完了しますか。
【 解答 】
日暦算、ちゃんとやれますか?
何日間・何日目・何日後を意識しながら丁寧に取り組んで欲しい。
では、いきましょう。
6/22~7/19は何日間だろう?
6/22~6/30=9日間
7/1~7/19=19日間
⇒ 9+19=28日間
この28日間に3人がそれぞれ何日仕事をするかを考える。
長男
1日おき(2日に1日仕事をする)
⇒ 28÷2=14日
次男
2日おき(3日に1日仕事をする)
⇒ 28÷3=9あまり1
⇒ 9+1=10日
(このあまり1の28日目は仕事をしてるんだ、だから+1をする)
父
3日おき(4日に1日仕事をする)
⇒ 28÷4=7日
これを視覚化すると次のような感じになる。
2日に1日、3日に1日、4日に1日だから、2日と3日と4日の最小公倍数=12日がひとまとまりになる。
ちなみに、7月19日の耕作者は次男だね。
この畑を耕すのに必要な日数がわかった。
長男×14日+次男×10日+父×7日=全体の仕事量
長男と次男が1日にする仕事量は同じと問題文にあるから、長男でそろえてみる。
長男×14日+次男×10日+父×7日=全体の仕事量
⇒ 長男×24日+父×7日=全体の仕事量
また、この全体の仕事量は3人が9日仕事して完了すると問題文にある。
長男×9日+次男×9日+父×9日=全体の仕事量
⇒ 長男×18日+父×9日=全体の仕事量
並べてみる。
長男×24日+父×7日=全体の仕事量
長男×18日+父×9日=全体の仕事量
⇒ 長男×24日+父×7日=長男×18日+父×9日
⇒ 長男×6日=父×2日
⇒ 長男:父=2:6=1:3
そう、1日あたり父は長男の3倍の仕事をするんだ。
ここで次のようにおいてみる。
長男が1日でする仕事量=①
次男が1日でする仕事量=①
父が1日でする仕事量=③
長男×14日+次男×10日+父×7日=全体の仕事量
⇒ ①×14+①×10+③×7=全体の仕事量
⇒ 全体の仕事量=㊺
この㊺の仕事量を、長男と次男が6月22日から始めるんだ。
長男=次男=①
全体の仕事量=㊺
⇒ ㊺÷①=45日
2人合わせて45日仕事をすればいい。
長男=1日おき=2日に1日仕事をする
次男=2日おき=3日に1日仕事をする
ここで2日と3日の最小公倍数=6日で考える。
長男=6日に3日仕事をする
次男=6日に2日仕事をする
⇒ 長男と次男は6日間で3+2=5日仕事をする
できました☆
6日間 = 5日仕事をする
▢日間 = 45日仕事をする
⇒ ▢=6×9=54
6月22日からの54日間で長男と次男は45日=㊺の仕事をするんだ。
6月22日を含めて54日
⇒ 6月22日の53日後
⇒ 6/22+53=6/75
= 7/45
= 8/14
ここで注意なんだけど、答えは8月14日ではないんだ。
全部を書いてみると次のような感じになる。
6日間で5日仕事をするんだけど、その6日間の6日目(最後の日)は2人とも仕事をしていないんだ。
ということは、8月14日は2人とも仕事をしていないので、その前日の8月13日に仕事は完了しているんだね。
日暦算を6年生でやる暇はない(やりたくない)、6年生は6年生でやることが山積みだ。日暦算は算力の土台だと思う、決して簡単ではないけど、早めに習得してしまおう!!
よって、答えは8月13日となる。

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