2025-11-02

場合の数17。

 【 問題 】5年生向け

1211、7070、5665、3888、4440、のように2種類の数字からできている4けたの整数は何通りありますか。


【 解答 】

場合の数は算数が得意な子にとっても厄介だと思う。なぜなら、整合性の確認、検証がしづらいからだ。丁寧に数え上げるという作業が大事なので、丁寧さを心掛けて欲しい。

では、いきましょう。


4けたの整数とある。千の位に0は使えないから、2種類の数字に0があるかないかで場合分けしてあげる。


【1】2種類の数字に0がある場合

2種類の数字の選び方は、(0、1)(0、2)(0、3)・・・(0、9)、の9通りある。

(0、1)のときを考えてみる。

千の位に0は使えないから、千の位は必ず1になる。

1▢▢▢

この▢には0か1が入るから

2×2×2=8通り

なんだけど、1111は使ってる数字が1種類になってしまうからダメ、引いてあげる。

8-1=7通り

(0、1)のときが7通りなら、他の(0、2)(0、3)・・・(0、9)もそれぞれ7通りのはず。

7×9=63通り

【2】2種類の数字に0がない場合

(1、2)(1、3)・・・、何通りだろうか。

0を除いた1~9の9個の数字から2個を選ぶんだから

9×8÷2=36通り

2種類の数字の選び方は36通りだね。

(1、2)のときを考えてみる。

▢▢▢▢

この▢には1か2が入るから

2×2×2×2=16通り

なんだけど、1111と2222は使ってる数字が1種類になってしまうからダメ、引いてあげる。

16-2=14通り

(1、2)のときが14通りなら、他の場合もそれぞれ14通りのはず。

14×36=504通り


【1】と【2】を足してあげたら答えだ。


63+504=567通り


簡単なようで難しいような、難しいようで簡単なような、場合の数はそんな感じ。ある程度は自分で書き出して、目で見て、納得できるといいね。


よって、答えは567通りとなる。


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