【 問題 】5年生向け
AとBは1以上の整数でAはBよりも大きいです。
(1) A+B=70とします。AをBで割ったとき商が整数になります。AとBの組み合わせを例にならってすべて書きなさい。
例:(A,B)=(3,1)
(2) A+B=2025とします。AをBで割ったとき商が整数になります。AとBの組み合わせは何通りありますか。
【 解答 】
A+B=20で少し考えてみようか。
A>BでA÷Bが割り切れるとあるから
A÷B=□(□は1より大きい整数=2以上の整数)
⇒ A=B×□
だね。すると
A+B=20
⇒ B×□+B=20(この時点で20はBの倍数でわかる、Bの倍数にBを足したらBの倍数になるね)
になる。
ここでB×□+B=20の左辺に着目すると、左辺の意味するところは、Bが□個とBが1個あるってことだから、全部でBが□+1個あるんだ。Bが□+1個あるんだから
B×(□+1)=20
になる。すると、20はBの倍数だよね、そう、つまり、Bは20の約数なんだ。
A+B=20、A÷B=整数、A>B
⇒ Bは20の約数!
⇒ B=1,2,4,5,10,20
⇒ (A,B)=(19,1)(18,2)(16,4)(15,5)
ふわっとでいいからそれなりに理解して(線分図とか書いて自分なりに理解に努めてみて!)、でも結論はしっかり覚えて、数字を入れるときは気持ちも入れて、絶対にミスのないようにしよう!では、いきましょう。
(1)
A+B=70、A÷B=整数
⇒ Bは70の約数!
70の約数は{1,2,5,7,10,14,35,70}、このうちBに入れていいのはA>Bだから、1と2と5と7と10と14になるね。
例にならって数字を入れると
(A,B)=(69,1)(68,2)(65,5)(63,7)(60,10)(56,14)
となる。どれもA+B=70、A÷B=整数になってるね!神経を研ぎ澄まして確認すること!1個もこぼしたらダメだよ!!
よって、答えは
(A,B)=(69,1)(68,2)(65,5)(63,7)(60,10)(56,14)
となる。
(2)
A+B=2025、A÷B=整数
⇒ Bは2025の約数!
2025の約数は{1,3,5,9,15,25,27,45,75,81,135,225,405,675,2025}、このうちBに入れていいのはA>Bだから、2025以外の全部になるね。
よって、答えは14通りとなる。
あえて全部を書き出してみると
(A、B)
=(2024、1)
=(2022、3)
=(2020、5)
=(2016、9)
=(2010、15)
=(2000、25)
=(1998、27)
=(1980、45)
=(1950、75)
=(1944、81)
=(1890、135)
=(1800、225)
=(1620、405)
=(1350、675)
どれもA+B=2025、A÷B=整数になってるね!
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