2024-12-20

売買算2。

【 問題 】5~6年生向け

商品の原価が原材料費等の高騰により50%上がったため、企業は次の2つの対応策をとりました。

  • 商品の内容量を減らす等のコスト削減で高騰後の原価を20%下げる
  • 定価を30%値上げする

その結果、商品100万個あたりの利益は40%増加し1億500万円になりました。値上げする前の商品1個の定価はいくらですか。


【 解答 】

ごちゃごちゃしてるから少し整理しよう。

100万個あたりの利益が1億500万円だから、1個あたりの利益は

1億500万円÷100万=105円

これが対応策後の利益だから、対応策前の利益□円は

□×1.4=105

⇒ □=75円

あとは、定価が×1.3になったことと、原価が×1.5のあとに20%下げてるから×1.5×0.8=×1.2になったこと、これ以外は問題に書いてない。

まとめると

定価が1.3倍になって、原価が1.2倍になったら、1個あたりの利益は40%増えて(1.4倍になって)75円が105円になった。

これを立式すると下のようになる。


定価-原価=75円

定価×1.3-原価×1.2=105円


これを解くだけ、普通の消去算だね。上の式を×1.2してあげよう。


定価×1.2-原価×1.2=  90円

定価×1.3-原価×1.2=105円

⇒ 定価×0.1=15円

定価=150円

⇒ 150円-原価=75円

⇒ 原価=75円


対応策前は

定価=150円、原価=75円

利益=75円


対応策後は

定価=150×1.3=195円、原価=75×1.2=90円

利益=75×1.4=105円


ちゃんと数字が合ってるね!

よって、答えは150円となる。

(ちなみに、原価75円が高騰で50%上がったら75円×1.5=112.5円=112円50銭になっちゃうね、問題には関係ないし気にしなくていいよ!)


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