2024-12-13

場合の数2。

 【 問題 】5年生向け

1~25の整数から2個の数字を選びます。2個の数字の和が4の倍数になる組み合わせは何通りありますか。ただし、1と2、2と1のように数字を入れかえたものは1通りとします。


【 解答 】

さすがに数えるのはしんどい、推測もきつい。ではどうするか、場合の数だから場合分けするんだね。

4の倍数てことは余りが0てこと、そう、つまり、4で割ったときの余りで分類(場合分け)してあげるんだ。

だって、余りが0の数字と余りが0の数字を足したら余りは0だから4で割り切れるし、余りが1の数字と余りが3の数字を足したら余りは1+3=4だから4で割り切れるでしょ。

そう、余りを足して0か4なら、2個の数字の和は4で割り切れる=4の倍数になるんだね。

では、いきましょう。


1~25の整数を余りで分類(場合分け)してあげる。4で割るんだから、余りは0、1、2、3のどれかだね。


4で割ると余り=0の整数

⇒ 4、8、12、16、20、24の6個

4で割ると余り=1の整数

⇒ 1、5、9、13、17、21、25の7個

4で割ると余り=2の整数

⇒ 2、6、10、14、18、22の6個

4で割ると余り=3の整数

⇒ 3、7、11、15、19、23の6個


2個の数字の和が4の倍数(4で割り切れる)になればいいんだから、2個の数字の余りの和が0か4になればいい。そう、つまり、2個の数字の和を4の倍数にするには


4で割ると余り=0の整数から2個を選ぶ

4で割ると余り=1の整数」と「4で割ると余り=3の整数」からそれぞれ1個ずつ選ぶ

4で割ると余り=2の整数」から2個を選ぶ

 


この3つの通り数を足してあげれば答えだ。


できました☆



「4で割ると余り=0の整数」6個から2個の選び方は

6×5÷2=15通り

 

「4で割ると余り=1の整数」7個と「4で割ると余り=3の整数」6個からそれぞれ1個ずつの選び方は

7×6=42通り


「4で割ると余り=2の整数」6個から2個の選び方は

6×5÷2=15通り


それぞれを足してあげると、15+42+15=72通り




よって、答えは72通りとなる。



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