2024-12-12

分配算。

 【 問題 】4~5年生向け

A君、B君、C君、D君の4人の所持金を合計すると1000円です。A君の所持金から20円を引いた金額と、B君の所持金を2倍にした金額と、C君の所持金に100円を加えた金額と、D君の所持金を半分にした金額がどれも等しいとき、D君の所持金はいくらですか。


【 解答 】

受験算数において大事なのは「等しい」とか「同じ」とかの文言だ、だって、=で等式が作れるでしょ。式を作らなければ誰も解けないのだから、文言に着目して式を作っていこう。あと、この問題だと、一番に着眼すべきはB君とD君の関係だ。なぜなら


B×2=D×1/2

⇒ B:D=1/2:2=1:4

⇒ B=①、D=④


そう、逆比を使ってB君とD君の所持金の比がすぐに出せるからだ。B君の所持金=①、D君の所持金=④から始めてみよう。


A-20=①×2=C+100=④÷2=②


問題文を式にすると上のようになる。B君=①、D君=④で立式したんだ。すると、A君、B君、C君、D君のそれぞれの所持金は


A君=②+20

B君=①

C君=②-100

D君=④


となるね。これを全部足すと1000円なんだ。

できました☆


(②+20)+①+(②-100)+④=1000

⇒ ⑨-80=1000

⇒ ⑨=1080、①=120円


D君の所持金は④だから


①=120円

⇒ ④=480円


よって、答えは480円となる。


確認すると

A君=②+20=240+20=260円

B君=①=120円

C君=②-100=240-100=140円

D君=④=480円

合計=260+120+140+480=1000円

ちゃんとなってるね☆


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