【 問題 】5年生向け
三角形ABCの辺上に、点D、点E、点F、点Gがあり、DEとGFは平行です。
BE=6㎝、EF=25㎝、FC=8㎝で、三角形DBEの面積が36㎠、三角形GFCの面積が40㎠です。
三角形ABCの面積は何㎠ですか。
【 解答 】
相似をひと通り学んで、相似比や面積比がしっかりと身についてから取り組もう。では、いきます。
まずは、DEとGFが平行だから、△DBE(底辺BE)と△GFC(底辺FC)の高さの比がDE:GFになる。
△DBEの面積
=36㎠
=6㎝×高さ× 1/2
⇒ 高さ=12㎝
△GFCの面積
=40㎠
=8㎝×高さ× 1/2
⇒ 高さ=10㎝
△DBEと△GFCの高さの比
⇒ 12㎝:10㎝=6:5
⇒ DE:GF=6:5
ここで鉄則を思い出そう。
鉄則2.平行線があれば相似を疑う
( Read more » cf.面積2 )
相似が出現するように補助線を引く。
上図のようにAを通りDEとGFに平行な補助線AHを引いてあげる。
△ABHと△DBE、△ACHと△GCF、2組の相似が出現した。
ここで、取り敢えず、AHの長さを⑥と⑤の最小公倍数の30でパッとおいてあげると記憶に残りやすいかもしれない。
どういうことかというと、、、
△ABHと△DBEは相似、ということは、⑥を ” 何倍か ” に拡大したらAHの長さになる。
同じように、△ACHと△GCFは相似、ということは、⑤を ” 何倍か ” に拡大したらAHになる。
その ” 何倍か ” にが、⑥と⑤の逆比の5:6なんだ。
⑥×▢=⑤×△=AH
⇒ ▢:△=5:6
つまり、DEとGFに5:6の割合でかけ算してあげるとAHの長さになる。
ということは、BEとCFに5:6の割合でかけ算してあげるとBH:CHが出せるんだ。
DE:AH=BE:BH
GF:AH=CF:CH
相似の対応する辺を意識してね!
BH:CH
=BE×5:CF×6
=6㎝×5:8㎝×6
=5:8
できました☆
BH:CH=5:8
BC=6㎝+25㎝+8㎝=39㎝
⇒ BH=39㎝× 5/13=15㎝
⇒ CH=39㎝-15㎝=24㎝
BE=6㎝、FC=8㎝
BH=15㎝、CH=24㎝
⇒ △ABHの面積=36㎠× 25/4=225㎠
⇒ △ACHの面積=40㎠×9=360㎠
△ABCの面積
=△ABHの面積+△ACHの面積
=225㎠+360㎠=585㎠
長さの関係をまとめると下のような感じになる。
相似における長さの比、面積の比、当たり前になるまで反復しよう!
よって、答えは585㎠となる。

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