【 問題 】5年生向け
1211、7070、5665、3888、4440、のように2種類の数字からできている4けたの整数は何通りありますか。
【 解答 】
場合の数は算数が得意な子にとっても厄介だと思う。なぜなら、整合性の確認、検証がしづらいからだ。丁寧に数え上げるという作業が大事なので、丁寧さを心掛けて欲しい。
では、いきましょう。
4けたの整数とある。千の位に0は使えないから、2種類の数字に0があるかないかで場合分けしてあげる。
【1】2種類の数字に0がある場合
2種類の数字の選び方は、(0、1)(0、2)(0、3)・・・(0、9)、の9通りある。
(0、1)のときを考えてみる。
千の位に0は使えないから、千の位は必ず1になる。
1▢▢▢
この▢には0か1が入るから
2×2×2=8通り
なんだけど、1111は使ってる数字が1種類になってしまうからダメ、引いてあげる。
8-1=7通り
(0、1)のときが7通りなら、他の(0、2)(0、3)・・・(0、9)もそれぞれ7通りのはず。
7×9=63通り
【2】2種類の数字に0がない場合
(1、2)(1、3)・・・、何通りだろうか。
0を除いた1~9の9個の数字から2個を選ぶんだから
9×8÷2=36通り
2種類の数字の選び方は36通りだね。
(1、2)のときを考えてみる。
▢▢▢▢
この▢には1か2が入るから
2×2×2×2=16通り
なんだけど、1111と2222は使ってる数字が1種類になってしまうからダメ、引いてあげる。
16-2=14通り
(1、2)のときが14通りなら、他の場合もそれぞれ14通りのはず。
14×36=504通り
【1】と【2】を足してあげたら答えだ。
63+504=567通り
簡単なようで難しいような、難しいようで簡単なような、場合の数はそんな感じ。ある程度は自分で書き出して、目で見て、納得できるといいね。
よって、答えは567通りとなる。
にほんブログ村



