2025-11-18

倍数算14。

 【 問題 】3~4年生向け

Aさんの所持金はBさんの所持金の3倍でした。文房具屋さんで使った金額が、AさんはBさんの5倍だったので、2人の残金はともに400円になりました。Aさんのはじめの所持金はいくらでしたか。


【 解答 】

勉強は反復が大事。納得がいくまで繰り返そう。

では、まいります。


差が一定の倍数算だね。

( Read more » cf.倍数算1 )


Aさんのはじめの所持金=③

Bさんのはじめの所持金=①

⇒ AさんはBさんより③-①=②だけ多く持ってた


Aさんの使った金額= 5 

Bさんの使った金額= 1 

⇒ AさんはBさんより 5 - 1 = 4 だけ多く使った


この②と 4 が等しいんだ。

だって、残金が同じになったんでしょ?ということは、Aさんは、多く持ってた分だけ多く使ったんだ。


②= 4 

⇒ ①= 2 、③= 6


できました☆


Aさん=③- 5 = 6 - 5 =400円

Bさん=①- 1 = 2 - 1 =400円

1 =400、 2 =800、5 =2000、 6 =2400


まとめると


Aさん=2400円-2000円=400円

Bさん=800円-400円=400円


はじめの所持金は3倍、使った金額は5倍、残金はともに400円になってるね!くどくどと確認しよう!


よって、答えは2400円となる。


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2025-11-15

数の性質15。

 【 問題 】5年生向け

4けたの整数である8AB1を2けたの整数であるABで割ったところ、商が整数で割り切れました。2けたの整数ABはいくつですか。ただし、2けたの整数ABは50より小さい整数とします。


【 解答 】

中学受験では早めの準備・対策が有効で、5年生くらいまでには算数なり理科なり、どの科目でもいいんだけど、気持ち的に追われない科目が1つあると良いと思う。

では、いきましょう。


8AB1÷AB=整数

8AB1はABの倍数


これはいいね。


ここで8AB1からAB0を引き算してあげる。


どういうことかというと


AB0=AB×10


だから、当然、AB0はABの倍数だよね。

8AB1はABの倍数で、AB0もABの倍数、ということは


8AB1-AB0=8001=ABの倍数


になる。

ABの倍数からABの倍数を引いたら、その答えは当然、ABの倍数になるね。


そう、8001はABの倍数なんだ。


8001はどういう数字か調べてみると、9で割れるとわかるから、9で割ってみる。


8001=9×889


889は7で割れるね。


8001=9×7×127


9は3×3だから、もう少し細かくしてみる。


8001=3×3×7×127


これ以上は細かくならないね(127は素数だね)。


8001=3×3×7×127、これをよく見ながら考える。

8001は、3の倍数でもあるし、7の倍数でもあるし、3×3=9の倍数でもあるし、3×7=21の倍数でもあるし、3×3×7=63の倍数でもあるし、127の倍数でもあるし、、、


8001はABの倍数で、ABは50未満とあるから、AB=21で確定する。

AB=21を入れて確認すると


8211÷21=391


となって、ちゃんと割り切れるね。


よって、答えは21となる。


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2025-11-12

倍数算13。

 【 問題 】3~4年生向け

貯金箱に5円玉のみ169枚が入ってます。11月13日から毎日、貯金箱に5円玉1枚、10円玉3枚を入れていきます。

(1)5円玉と10円玉の枚数の比が16:9になるのは何月何日ですか。

(2)(1) のとき、貯金箱に入ってる5円玉と10円玉の合計金額は何円ですか。


【 解答 】

受験生は1週間があっという間に感じるはず。1日1日を大切に過ごそう。

では、まいります。


(1)

5円玉と10円玉の枚数の比が16:9になる、とあるけど、10円玉は元々0枚なんだから、この16:9の9の枚数は、入れた枚数に等しい。

( Read more » cf.倍数算11 )


5円玉=⑯枚、10円玉=⑨枚になったと考えると、入れた10円玉の枚数はもちろん⑨枚。入れた10円玉の枚数が⑨枚なら、入れた5円玉の枚数は⑨×1/3=③枚となる。


5円玉  :169枚+③=⑯

10円玉: 0枚+


上の式をよく見てよく考えて欲しい。

よく理解できたらあとは解くだけ。


169+③=⑯

⇒ ⑬=169

⇒ ①=13

⇒ ③=39、⑨=117、⑯=208


5円玉  :169枚+39枚=208枚

10円玉:  0枚+117枚117枚


5円玉を39枚、10円玉を117枚入れると、枚数の比は208:117=16:9になったんだ。

5円玉は1日1枚、10円玉は1日3枚入れるんだから


39÷1=117÷3=39日


39日かかる。

39日かかるってことは、11月13日から数えて39日目を出せばいい。


11/13から数えて39日目

= 11/13の38日後

= 11/51

12/21

( Read more » cf.日暦算1 )


よって、答えは12月21日となる。


(2)

(1)でもう出したね。


5円玉は208枚、10円玉は117枚

⇒ 5×208+10×117=2210円


よって、答えは2210円となる。


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2025-11-10

場合の数20。

 【 問題 】3~4年生向け

2001~2026の26個の数字から2個の数字を選んでかけ算して、その答えを10で割ったところ余りが9になりました。このような2個の数字の選び方は何通りありますか。ただし、2001と2026、2026と2001、は同じ選び方とします。


【 解答 】

やることが多くて大変だけど、一貫性だけは必ず意識して、手応えのある勉強を積み重ねていこう。

では、いきましょう。


10で割ると余りが9

= 1の位が9


これはいいね。

2個の数字をかけ算すると1の位が9になったんだ。

たとえば、どんなのがあるか。


2001×2009=4020009

とか

2003×2013=4032039

とか

2007×2017=4048119

とか

・・・


そう、2個の数字の1の位が(1、9)(3、3)(7、7)だったら、かけ算すると1の位が9になるんだ。1の位だけに着目すればいいんだね。


1の位が1の数字

= 2001、2011、2021の3個 ・・・ Aグループ

1の位が3の数字

= 2003、2013、2023の3個 ・・・ Bグループ

1の位が7の数字

= 2007、2017の2個 ・・・ Cグループ

1の位が9の数字

= 2009、2019の2個 ・・・ Dグループ


(1、9)は、Aから1個とDから1個を選ぶ

⇒ 3×2=6通り

(3、3)は、Bから2個を選ぶ

⇒ 3通り

(7、7)は、Cから2個を選ぶ

⇒ 1通り


これらを足してあげれば答えだ。


6+3+1=10通り


1の位に着目するんだから、2001~2026でも、1~26でも、答えは同じ10通りになる。地道に順々に数えてもいけそうでしょ?数が大きくても臆したり焦ったりしちゃダメだよ!


よって、答えは10通りとなる。


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2025-11-07

場合の数19。

 【 問題 】1~4年生向け

0、0、0、4、6、7の6個の数字があります。この6個の数字を並びかえて6桁の整数を作ります。

(1)一番大きい整数と一番小さい整数の差はいくつですか。

(2)全部で何通りの整数ができますか。


【 解答 】

ミス込みで実力なんて言ってたらダメだ。普段から丁寧を心掛ける。ノーミスを決めて上を追うんだ!

では、いきましょう。


(1)

一番大きい整数=764000

一番小さい整数=400067

⇒ 764000-400067=363933


よって、答えは363933となる。


(2)

10万の位に0は使えないから、10万の位は4か6か7のどれか。

10万の位が7のときを考えてみる。

7▢▢▢▢▢

▢には0、0、0、4、6が入るんだけど、何通りだろう。

0は3個あるから後回しにして、4と6から入れてみる。

7▢▢▢▢▢

▢は5カ所あるから、4の置き場所は5通りある。

7▢4▢▢▢

例えば、上のように2番目の▢に4を入れたとすると残りの▢は4ヶ所だから、6の置き場所は4通りある。

7▢4▢▢6

6を最後の▢に入れたとすると上のようになって、残りの3カ所の▢には自動的に0が入る。

704006

もうわかったね。


7▢▢▢▢▢

▢には0、0、0、4、6が入るんだけど、まず4の置き場所は5カ所あるから5通り、続いて6の置き場所は4ヶ所あるから4通り、残りの3カ所には自動的に0が置かれる。

5×4=20通り

そうなんだ、4と6の置き場所を決めてしまえばいいんだ。


0、0、0、4、6の並びかえ

⇒  5×4=20通り

てことだね。


〈類題〉

AAABCの並びかえは何通り?

⇒ 5×4=20通り(BとCの置き場所を決める)

☆☆▢△の並びかえは何通り?

⇒ 4×3=12通り(▢と△の置き場所を決める)

12333の並びかえは何通り?

⇒ 5×4=20通り(1と2の置き場所を決める)

7899の並べかえは何通り?

⇒ 4×3=12通り(7と8の置き場所を決める)

XXXXYZの並べかえは何通り?

⇒ 6×5=30通り(YとZの置き場所を決める)


できました☆


7▢▢▢▢▢

このとき、5×4=20通りなんだから、6▢▢▢▢▢も4▢▢▢▢▢も同様に20通りになるね。


20×3=60通り


場合の数=場合分け、この問題だと10万の位が7の場合は、6の場合は、4の場合は、てことだね。あきらめずに根気をもって取り組もう。

よって、答えは60通りとなる。


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2025-11-04

場合の数18。

 【 問題 】3~4年生向け

991、300、575、808、のように2種類の数字からできている3けたの整数は何通りありますか。


【 解答 】

前回とまったく同じだね。慣れるまで根気よく手を動かそう。

では、まいります。


3けたの整数とある。百の位に0は使えないから、2種類の数字に0があるかないかで場合分けしてあげる。


【1】2種類の数字に0がある場合

2種類の数字の選び方は、(0、1)(0、2)(0、3)・・・(0、9)、の9通りある。

(0、1)のときを考えてみる。

百の位に0は使えないから、百の位は必ず1になる。

1▢▢

この▢には0か1が入るから

2×2=4通り

なんだけど、111は使ってる数字が1種類になってしまうからダメ、引いてあげる。

4-1=3通り

ちなみに、この3通りは

100、101、110

だね。

これくらいなら数えた方が断然速いね!

(0、1)のときが3通りなら、他の(0、2)(0、3)・・・(0、9)もそれぞれ3通りのはず。

3×9=27通り

【2】2種類の数字に0がない場合

2種類の数字の選び方は、(1、2)(1、3)・・・、何通りだろうか。

0を除いた1~9の9個の数字から2個を選ぶんだから

9×8÷2=36通り

2種類の数字の選び方は36通りだね。

(1、2)のときを考えてみる。

▢▢▢

この▢には1か2が入るから

2×2×2=8通り

なんだけど、111と222は使ってる数字が1種類になってしまうからダメ、引いてあげる。

8-2=6通り

ちなみに、この6通りは

112、121、122、211、212、221

だね。

これくらいなら数えた方が速いかもね!

(1、2)のときが6通りなら、他の場合もそれぞれ6通りのはず。

6×36=216通り


【1】と【2】を足してあげたら答えだ。


27+216=243通り


どうだろ?ちょっとやれば身に付けられそうじゃない?


よって、答えは243通りとなる。


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2025-11-02

場合の数17。

 【 問題 】5年生向け

1211、7070、5665、3888、4440、のように2種類の数字からできている4けたの整数は何通りありますか。


【 解答 】

場合の数は算数が得意な子にとっても厄介だと思う。なぜなら、整合性の確認、検証がしづらいからだ。丁寧に数え上げるという作業が大事なので、丁寧さを心掛けて欲しい。

では、いきましょう。


4けたの整数とある。千の位に0は使えないから、2種類の数字に0があるかないかで場合分けしてあげる。


【1】2種類の数字に0がある場合

2種類の数字の選び方は、(0、1)(0、2)(0、3)・・・(0、9)、の9通りある。

(0、1)のときを考えてみる。

千の位に0は使えないから、千の位は必ず1になる。

1▢▢▢

この▢には0か1が入るから

2×2×2=8通り

なんだけど、1111は使ってる数字が1種類になってしまうからダメ、引いてあげる。

8-1=7通り

(0、1)のときが7通りなら、他の(0、2)(0、3)・・・(0、9)もそれぞれ7通りのはず。

7×9=63通り

【2】2種類の数字に0がない場合

2種類の数字の選び方は、(1、2)(1、3)・・・、何通りだろうか。

0を除いた1~9の9個の数字から2個を選ぶんだから

9×8÷2=36通り

2種類の数字の選び方は36通りだね。

(1、2)のときを考えてみる。

▢▢▢▢

この▢には1か2が入るから

2×2×2×2=16通り

なんだけど、1111と2222は使ってる数字が1種類になってしまうからダメ、引いてあげる。

16-2=14通り

(1、2)のときが14通りなら、他の場合もそれぞれ14通りのはず。

14×36=504通り


【1】と【2】を足してあげたら答えだ。


63+504=567通り


簡単なようで難しいような、難しいようで簡単なような、場合の数はそんな感じ。ある程度は自分で書き出して、目で見て、納得できるといいね。


よって、答えは567通りとなる。


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2025-10-30

場合の数16。

 【 問題 】1~3年生向け

2、2、3、3、3、4、4、4、4

上の9個の数字を使って3けたの整数を作ります。何通りの整数が作れますか。


【 解答 】

寒くなってきたし体調管理にも気を配って気を引き締めて、合格に向けて1日1日を大事に、手応えを感じながら進んで欲しい。

では、まいります。


場合の数は数え上げられるなら泥臭く丁寧に書き出していけばいいと思うけど、明らかに計算で導いた方が楽な場合は、正しい解き方を覚えた方がいい。

この問題も解けるなら何でもいいと思う。ここでは解き方を2つ提示してみるね。


【1】

・1種類の数字を使う場合

444、333

2通り

・2種類の数字を使う場合

44▢ ・・・ 442、443の2通り

4▢4 ・・・ 424、434の2通り

▢44 ・・・ 244、344の2通り

2×3=6通り

この6通りは、3を2個使う場合でも、2を2個使う場合でも同じだから

⇒ 6×3=18通り

・3種類の数字を使う場合(2、3、4を使う場合)

これはいいね

⇒ 3×2×1=6通り

よって、2+18+6=26通り、になる。


【2】

2だけ3枚に満たなくて2枚しかない。もし2がもう1枚あると

3×3×3=27通り

の3けたの整数ができる。

だって、百の位にも2、3、4が、十の位にも2、3、4が、一の位にも2、3、4が、それぞれ使えるでしょ。だから3×3×3になる。

でも、2は3枚ではなくて2枚なんだから、27通りのうち222だけが作れない

だから、27-1=26通り、になる。


受験は、みんなができる問題は自分も〇にする!が一番大事。それにプラスして自分の得意分野や得意問題があるとなおいいね!


よって、答えは26通りとなる。


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2025-10-24

速さ18。

 【 問題 】4年生向け

分速64mで進むと7分12秒かかる距離を、分速▢mで進むと2分24秒かかります。▢に入る数字はいくつですか。


【 解答 】

数字を計算せずに置いておく(あとから約分する)という作業は中学生以降になっても必要になってくるから、「計算せずに置いておくと楽な場合がある」くらいは頭の片隅に入れておこう。

では、いきましょう。


速さ×時間=距離


これを徹底する。

秒速には秒を、分速には分を、時速には時間(h)を掛けるんだ。


分速64mとあるから、7分12秒と2分24秒を分に直しておこうか。

( 小数でも分数でも、秒→分をパッと直せるように練習すること! )


7分12秒=7.2分

2分24秒=2.4分


怪しいのが見えてきたね。そう、7.2分の×1/3が2.4分だね。

かかる時間が×1/3なら、速さは×3すればいいね。


できました☆


64m/分 × 7.2分 = ▢m/分 × 2.4分

⇒ ▢ = 64 × 3 = 192


そう、逆比だね。

距離が同じとき、かかる時間が7.2分:2.4分=3:1であれば、速さの比は1:3になる、だから、64m/分×3=192m/分だね。

当たり前の積み重ねが受験算数だよ。


よって、答えは192となる。


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2025-10-14

時計算2。

 【 問題 】1~3年生向け

2025年10月14日(火)0時00分~2025年10月15日(水)0時00分の間に、長針と短針は何回重なりますか。ただし、10月14日(火)0時00分と10月15日(水)0時00分の2回は除きます。


【 解答 】

アナログ時計を手元に用意して確認して欲しい。

では、まいります。


長針は短針よりたくさん動くね、だから、長針は短針を追い越していって、追い越すたびに1回重なるんだ。

0時に重なったあと、1時台、2時台、3時台、、、と、〇時台ごとに1回ずつ重なるんだけど、重ならない時間帯がある。そう、11時台と23時台だ。

11時台て重ならないでしょ?11時からスタートして、(長針は短針を30°×11=330°追いかけるんだけど)長針が短針に追いついたとき、11時が終わって12時になってるね。時計の針を動かして確認するんだよ!

11時台と23時台だけは重ならない、他は4時台でも5時台でも6時台でも12時台でも16時台でも20時台でもすべての時間帯で1回ずつ重なってる。くどいけど、時計の針を動かして確認するんだよ!


できました☆


1時台~23時台まで、◯時台は23回ある、でも、そのうち11時台と23時台の2回は重ならないから引いてあげないといけない。


23-2=21回


ちなみに、もし最初の14日0時00分を含めると書いてあれば22回、さらに15日0時00分まで含めると書いてあれば23回になるね。


よって、答えは21回となる。


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2025-10-11

売買算11。

 【 問題 】4年生向け

あるスーパーでは卵1個を30円で仕入れています。ある日、仕入れた個数の何個かは売れ残ったり割れたりすることを予想して、利益が105000円になるように仕入れ値の50%増しで販売したところ、売れ残ったり割れたりした個数が予想の1.5倍だったので、利益は87000円になりました。仕入れた個数は何個ですか。


【 解答 】

数をこなせばみんなできるはず。身に付くまでやろう。

では、いきます。


売値=仕入れ値×1.5=30×1.5=45円


これはいいね。


利益105000円→利益87000円

⇒ 105000-87000=18000円利益が減った


これもいいね。


なんで利益が減ったんだろう?そう、売れなかった個数が予想よりも増えたからだ。

で、ここが大事なんだけど、売れなかった個数が1個増えると、利益はいくら減るんだろう?ここ大事だからよく考える。


45円で売れてたものが1個売れなくなると、45円丸々利益が減るんだ。


仕入れに使った30円も、利益になるはずだった30円×5割=15円も、全部なくなっちゃうでしょ。だから、45円丸々利益が減るんだ。


1個売れなかった個数が増えると利益は45円減る

18000円の利益が減った

18000÷45=400個だけ売れなかった個数が増えた


この400個が予想の個数の0.5倍にあたる。


予想×0.5=400

予想=800個


800個が売れなくても利益が105000円になるように1個45円(利益=45-30=15円)で売ったんだ。


これを解けばいい。


800個が売れなくても利益が105000円。これを、もし、800個も売れて全部が売れたとしたらを考える。もし、800個も売れていたとしたら


45×800=36000円


だけ利益が増えていたはず。そう、全部が売れていたら、利益は


105000+36000=141000円


になっていたんだ。


できました☆


1個あたりの利益は15円だから、仕入れた個数を▢個とすると


15×▢=141000

⇒ ▢=9400


となる。


9400個を仕入れて、800個が売れなくて(9400-800=8600個を売って)、利益は105000円になる予定だったのが、実際は、9400個を仕入れて、800×1.5=1200個が売れなくて(9400-1200=8200個を売って)、利益は87000円だったんだ。


利益と売上の両面から確認してみる。

〈利益〉

15円×8600個-30円×800個=105000円

15円×8200個-30円×1200個=87000円

〈売上〉

45円×8600個-30円×9400個=105000円

45円×8200個-30円×9400個=87000円


いきなり全部を理解しようとするとツラいから、徐々に少しずつ、慣れるまでは我慢だね!慣れるまでは大人に付き添ってもらおう!


よつて、答えは9400個となる。


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2025-09-05

仕事算9。

 【 問題 】3~4年生向け

ある水溶液3000㎤を5分24秒加熱すると温度は45℃上昇しました。同じ水溶液2000㎤の温度を40℃上昇させるには何分何秒加熱すればよいですか。ただし、温度の上昇は体積に反比例し、加熱時間に比例するものとします。


【 解答 】

夏休みもあっという間に終わってしまった。夏休みを頑張れた子とそうでない子とでは差がついてしまったと思うけど、勝負はまだ先なんだから、手を抜いてしまった子はこれからの勉強の仕方を工夫して、残り期間は手応えのある努力をして欲しい。

小学生が3ヵ月も必死に頑張れば見違えるはず、あきらめずに最後まで戦って欲しい。

では、まいります。


これは理科でよく問われる問題だね。


大事なのは、量が多いと温度は上がりにくくて(反比例)、たくさんの時間を加熱すれば温度はたくさん上がる(比例)。この当たり前を数字に落とせばいい。


3000㎤と2000㎤を比べると、2000㎤の方が温度は上がりやすい、この体積だけを見れば3/2倍だけ温度は上がる。


加熱時間はわからないから、5分24秒に対して×▢としておこう。


温度上昇は45℃と40℃で、40℃は45℃の8/9倍だね。


体積だけを見れば3/2倍、これに加熱時間の×▢をすると、温度上昇の8/9倍になるんだ。


できました☆


3/2 × ▢ = 8/9

⇒ ▢ = 8/9 × 2/3 = 16/27

5分24秒 × 16/27

= 324秒 × 16/27

= 192秒 = 3分12秒


当たり前がわかってる子は受験算数は戦えるはず。当たり前を積み重ねていこう!


よって、答えは3分12秒となる。


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2025-08-03

仕事算8。

 【 問題 】3年生向け

水そうには3つの排水口A、B、Cがあります。満水の水そうを最初の3分間はA、B、Cの3つで排水したところ、水そうの水量は満水の半分になりました。次の6分間はA、Cの2つで排水したところ、水そうの水量は満水の10%になりました。満水の水そうをBだけで排水すると何分で空になりますか。


【 解答 】

簡単な消去算だね。

4年生夏、5年生夏は簡単を固める作業をして欲しい。

では、いきましょう。


A×3分+B×3分+C×3分=50%

A×6分    +C×6分=40%


はじめの3分間で半分=50%、残り=10%、ということは、AとCの6分間は100-(50+10)=40%だね。


50%の式を×2してあげる。


A×6分+B×6分+C×6分=100%

A×6分    +C×6分=40%

⇒ B×6分=60%

⇒ B×1分=10%


そう、Bだけだと1分で満水の10%を排水するんだ。


できました☆


B×1分=10%

⇒ B×10分=100%


満水=100%を排水するのに、Bだけだと10分かかるんだね。


よって、答えは10分となる。


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2025-07-27

仕事算7。

 【 問題 】3~4年生向け

大きな水そうには3つの排水口A、B、Cが付いています。Aを4分、Bを20分、Cを9分だけ開けると満水の水そうは空になり、Aを5分、Bを4分、Cを3分だけ開けると満水の水そうは半分の水の量になります。また、AとCの2つを開けると、満水の水そうは10分で空になります。AとBの2つを開けると、満水の水そうは何分何秒で空になりますか。


【 解答 】

ただの消去算だね。丁寧に立式して丁寧に解きにかかろう。

では、いきます。


A×4分+B×20分+C×9分=満水の量

A×5分+B×4分+C×3分=満水の半分の量

A×10分+C×10分=満水の量


この3つの式はいいね。文章どおりに式を作った。

満水の半分の量の式を×2して満水の量にそろえようか。


A×4分+B×20分+C×9分=満水の量

A×10分+B×8分+C×6分=満水の量

A×10分+C×10分=満水の量


A×10分が同じだから、2つ目と3つ目の式を解いてあげる。


A×10分+B×8分+C×6分=A×10分+C×10分

⇒ B×8分+C×6分=C×10分

⇒ B×8分=C×4分

⇒ B:C=4:8=1:2(逆比だね!)


ここで次のようにおく。


Bが1分間で排水する水の量=①

Cが1分間で排水する水の量=②


これを満水の量でそろえた1つ目と2つ目の式に入れてあげる。


A×4分+①×20分+②×9分=満水の量

A×10分+①×8分+②×6分=満水の量

⇒ A×4分+①×20分+②×9分=A×10分+①×8分+②×6分

⇒ A×4分+⑳+⑱=A×10分+⑧+⑫

⇒ A×4分+㊳=A×10分+⑳

⇒ A×6分=⑱

A=③


そう、Aが1分間で排水する水の量=③なんだ。


できました☆


A×4分+B×20分+C×9分=満水の量

⇒ ③×4分+①×20分+②×9分=満水の量

⇒ ⑫+⑳+⑱=㊿=満水の量


この満水の量=㊿を、A=③とB=①で排水するんだ。


(③+①)×▢分=㊿

⇒ ④×▢=㊿

⇒ ▢=12.5

⇒ 12.5分=12分30秒


AとBの2つを開けると12分30秒で満水の水そうが空になるんだね。


よって、答えは12分30秒となる。


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2025-07-25

ニュートン算6。

 【 問題 】3~4年生向け

弟は現在[ A ]円の貯金があります。来週から毎週[ B ]円のおこづかいをもらいます。もし、来週から毎週600円ずつお金を使うと24週間で、毎週800円ずつお金を使うと[ C ]週間で、毎週1000円ずつお金を使うと[ D ]週間で、毎週1200円ずつお金を使うと[ E ]週間で、毎週1600円ずつお金を使うと4週間で、貯金はなくなります。A~Eに入る数字はそれぞれいくつですか。


【 解答 】

ニュートン算がよくわかっていない子、頑張ってみよう。

では、いきます。


600円使う ⇒ 24週間でなくなる

1600円使う ⇒ 4週間でなくなる


数字がわかっているこの600円で24週間、1600円で4週間を攻める。

何がなくなるかというと、A円の貯金がなくなる。

このなくなるA円に着眼するんだ。


▢=600円使ったときの1週間で減る貯金の金額

△=1600円使ったときの1週間で減る貯金の金額

⇒ ▢×24週間=△×4週間=A円

⇒ ▢:△=4:24=1:6(逆比だね!)

⇒ ▢=①、△=⑥、A=①×24=⑥×4=㉔


毎週600円使うと1週間で①円ずつ貯金が減って24週間でなくなる。

毎週1600円使うと⑥円ずつ貯金が減って4週間でなくなる。


ここでパターン化された立式をする。


600円使う ⇒ ①円×24週間 = ㉔円

1600円使う ⇒ ⑥円×4週間 = ㉔円

①=毎週600円使ったときの1週間で減る貯金の金額

⑥=毎週1600円使ったときの1週間で減る貯金の金額

㉔=はじめの貯金の金額=A


はじめの貯金がなくなっただけに着眼してるんだ。毎週のおこづかいはいいの?うん、あとで出てくるから、まずは1つずつ処理していこう。


ここでよく考えて欲しい。

⑥-①=⑤、1週間に減る金額が⑤円だけ増えたよね。なんで増えたの?そう、使う金額を増やしたからだ。使う金額を1600-600=1000円増やしたら、減る金額が⑤円増えたんだ。


1000円=⑤円

⇒ ①=200

⑥=1200、=4800


①、⑥、㉔に金額を入れてあげると次のようになる。


600円使う ⇒ 200円×24週間 = 4800円

1600円使う ⇒ 1200円×4週間 = 4800円


はじめの貯金額=Aは4800円だったんだね。


ここでもよく考える。

あれ、おかしい、600円使ったはずなのに貯金の金額は200円しか減ってないし、1600円使ったはずなのに貯金の金額は1200円しか減ってない

そうなんだ、600-200=1600-1200=400円、この400円は毎週のおこづかいの金額=Bってことなんだ。


できました☆


600円使う ⇒ 200円×24週間 = 4800円

800円使う ⇒ 400円×C週間 = 4800円

1000円使う ⇒ 600円×D週間 = 4800円

1200円使う ⇒ 800円×E週間 = 4800円

1600円使う ⇒ 1200円×4週間 = 4800円


上を見ながら1つずつ確認しよう。


800円使うと貯金は800-400=400円減る

C=4800÷400=12

1000円使うと貯金は1000-400=600円減る

⇒ D=4800÷600=8

1200円使うと貯金は1200-400=800円減る

⇒ E=4800÷800=6


まとめてみる。


600円使う ⇒ 200円×24週間 = 4800円

800円使う ⇒ 400円×12週間 = 4800円

1000円使う ⇒ 600円×8週間 = 4800円

1200円使う ⇒ 800円×6週間 = 4800円

1600円使う ⇒ 1200円×4週間 = 4800円


ニュートン算はワンパターンだから頑張って取り組んでみよう!


よって、答えはA=4800B=400C=12D=8E=6となる。


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2025-07-18

仕事算6。

 【 問題 】4年生向け

長男、次男、父の3人で協力して畑を耕して土作りをします。6月22日に3人が一緒に畑を耕し始めました。長男は1日おきに、次男は2日おきに、父は3日おきに畑を耕したところ、7月19日にその日の耕作者が1日分の仕事をちょうど終えて土作りが完了しました。長男と次男が1日に耕す畑の面積は同じです。また、この畑を3人で毎日耕すと、9日目に3人がそれぞれ1日分の仕事をちょうど終えて土作りが完了します。もし、父は参加せず、6月22日に長男と次男の2人が一緒に畑を耕し始めていたとしたら(長男は1日おきに、次男は2日おきに耕します)、何月何日に土作りは完了しますか。


【 解答 】

日暦算、ちゃんとやれますか?

何日間・何日目・何日後を意識しながら丁寧に取り組んで欲しい。

では、いきましょう。


6/22~7/19は何日間だろう?

6/22~6/30=9日間

7/1~7/19=19日間

⇒ 9+19=28日間


この28日間に3人がそれぞれ何日仕事をするかを考える。


長男

1日おき(2日に1日仕事をする)

⇒ 28÷2=14日

次男

2日おき(3日に1日仕事をする)

⇒ 28÷3=9あまり1

9+1=10日

(このあまり1の28日目は仕事をしてるんだ、だから+1をする)

3日おき(4日に1日仕事をする)

⇒ 28÷4=7日


これを視覚化すると次のような感じになる。

2日に1日、3日に1日、4日に1日だから、2日と3日と4日の最小公倍数=12日がひとまとまりになる。

ちなみに、7月19日の耕作者は次男だね。




この畑を耕すのに必要な日数がわかった。


長男×14日+次男×10日+父×7日=全体の仕事量


長男と次男が1日にする仕事量は同じと問題文にあるから、長男でそろえてみる。


長男×14日+次男×10日+父×7日=全体の仕事量

長男×24日+父×7日=全体の仕事量


また、この全体の仕事量は3人が9日仕事して完了すると問題文にある。


長男×9日+次男×9日+父×9日=全体の仕事量

長男×18日+父×9日=全体の仕事量


並べてみる。


長男×24日+父×7日=全体の仕事量

長男×18日+父×9日=全体の仕事量

長男×24日+父×7日=長男×18日+父×9日

⇒ 長男×6日=父×2日

長男:父=2:6=1:3


そう、1日あたり父は長男の3倍の仕事をするんだ。


ここで次のようにおいてみる。


長男が1日でする仕事量=①

次男が1日でする仕事量=①

父が1日でする仕事量=③

長男×14日+次男×10日+父×7日=全体の仕事量

⇒ ①×14+①×10+③×7=全体の仕事量

全体の仕事量=㊺


この㊺の仕事量を、長男と次男が6月22日から始めるんだ。


長男=次男=①

全体の仕事量=㊺

⇒ ㊺÷①=45日


2人合わせて45日仕事をすればいい


長男=1日おき=2日に1日仕事をする

次男=2日おき=3日に1日仕事をする


ここで2日と3日の最小公倍数=6日で考える。


長男=6日に3日仕事をする

次男=6日に2日仕事をする

長男と次男は6日間で3+2=5日仕事をする


できました☆


6日間 = 5日仕事をする

▢日間 = 45日仕事をする

⇒ ▢=6×9=54


6月22日からの54日間で長男と次男は45日=㊺の仕事をするんだ。


6月22日を含めて54日

⇒ 6月22日の53日後

⇒ 6/22+53=6/75

= 7/45

= 8/14


ここで注意なんだけど、答えは8月14日ではないんだ。

全部を書いてみると次のような感じになる。




6日間で5日仕事をするんだけど、その6日間の6日目(最後の日)は2人とも仕事をしていないんだ。

ということは、8月14日は2人とも仕事をしていないので、その前日の8月13日に仕事は完了しているんだね。


日暦算を6年生でやる暇はない(やりたくない)、6年生は6年生でやることが山積みだ。日暦算は算力の土台だと思う、決して簡単ではないけど、早めに習得してしまおう!!


よって、答えは8月13日となる。


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2025-07-13

仕事算5。

 【 問題 】3年生向け

ホースを使うといつもは36分で浴そうは満水になります。今朝6時にホースを使ってお湯を入れ始めたところ、6時30分の時点で浴槽の半分しかお湯がたまっていませんでした。ホースに穴があいておりお湯がもれていたのですがホースはそのまま使い続け、6時40分に穴をふさぎました。浴そうは何時何分に満水になりましたか。

【 解答 】

今回は逆比を用いずに解いてみる。

では、いきましょう。


1分間でホースが注水するお湯の量=①

①×36分=㊱(満水)


これはいいね。


6時30分(30分後)

・満水の半分=㊱× 1/2=⑱がたまる

・30分で①×30=㉚のお湯が注入

30分で㉚-⑱=⑫がもれる

30分=⑫のもれ

5分=②のもれ


ホースは穴があいており、5分で②のお湯の量がもれていたんだ。


6時30分(30分後)のお湯の量=⑱

ここからの10分で①×10=⑩のお湯が注入

ここからの10分で②×2=④のお湯がもれる

6時40分(40分後)、⑱+⑩-④=㉔のお湯がたまる

⇒ 6時40分(40分後)、残り㊱-㉔=⑫のお湯をためれば満水


できました☆


6時40分(40分後)、残り⑫で満水になる

⇒ ⑫÷①=12分で満水になる

6時40分+12分=6時52分


今回は1分間でホースが注入するお湯の量=①として解いたけど、次のように逆比で攻めても良いよ!簡単に書いてみるね!


ホ×36分=(ホーも)×30×2分(満水)

⇒ ホ×36分=(ホーも)×60分

⇒ ホ:ホーも=60:36=5:3(逆比だね!)

⇒ 5×36分=180(満水)

⇒ 180-3×40分=60(6:40のときの残りの量)

⇒ 60÷5=12分

⇒ 6:40+12=6:52


自分の得意な(知ってる)形に持ち込もう!


よって、答えは6時52分となる。


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2025-07-11

仕事算4。

 【 問題 】3~4年生向け

ロボットAがある仕事を終わらせるために、1日あたり▢時間の仕事を行います。仕事を始めてから5日目に5時間の仕事をしたところで、ロボットAの点検整備のため仕事を中断しました。ここまでで、全体の仕事の45%が終わっていました。ロボットAが残りの仕事を終えるには、5日間と4時間30分かかります。▢に入る数字はいくつですか。


【 解答 】

仕事算というよりは倍数変化算だね。問題文にある通り、ロボットAが1日にする仕事の時間を▢hとして、ビシッと立式しよう。

では、いきます。


中断する前までにした仕事

▢×4+5 h


これはいいね。

ロボットAは1日に▢hの仕事をするから、5日目が5hということは、それまでに4日間の仕事=▢×4hをしていたんだね。


残りの仕事

▢×5+4.5 h


これもいいね。

問題文にそう書いてある。


中断前が全体の45%なら、残りは全体の100-45=55%、そう、中断前の仕事量と残りの仕事量の比は45:55=9:11なんだ。


できました☆


▢×4+5:▢×5+4.5=9:11

⇒ ▢×45+40.5=▢×44+55

▢=14.5


ロボットAは1日に14.5h(14時間30分)仕事をするんだ。


全体の仕事量(仕事時間)も出しておこうか。


全体の仕事量(仕事時間)

14.5×4+514.5×5+4.5

=140h


ある仕事はロボットAが140時間で終わる仕事なんだね。

よって、答えは14.5となる。


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2025-07-10

仕事算3。

 【 問題 】3~4年生向け

同じ作業を行うが性能の違うロボットAとロボットBがあります。ある作業をAとBが協働して行い、8時10分開始~11時40分完了の予定でしたが、作業開始後しばらくしてAが36分間停止してしまったので、作業が完了したのは11時55分でした。この作業をBのみで行うと何時間かかりますか。


【 解答 】

前回に引き続き、仕事算の基礎問題。

では、いきましょう。


Aが36分間停止してたから、AとBの協働作業は11:55-11:40=15分長くなった。

そう、Aが36分でする作業をAとBは協働して15分で行うんだ。


A×36分=(A+B)×15分

⇒ A:A+B=15:36(逆比だね!)

⇒ A:B=15:36-15=15:21

A:B=5:7


Aが5の作業をする間に、Bは7の作業をするんだね。


「ある作業をAとBが協働して行い、8時10分開始~11時40分完了」と問題文にある。

ある作業は、AとBで11:40ー8:10=3時間30分=3.5hかかるんだ。


ここで次のように設定しよう。


Aが1hでする作業量=⑤

Bが1hでする作業量=⑦

AとBが1hでする作業量=⑤+⑦=⑫

⑫×3.5=㊷(=全体の作業量)


できました☆


この㊷の作業量をBだけで行ったときにかかる時間を▢hとすると


B×▢h=㊷

⇒ ⑦×▢=㊷

▢=6


Bは6hでこの作業を終えることができるんだ。


よって答えは6時間となる。


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2025-07-08

年齢算12。

 【 問題 】5~6年生向け

現在、祖父の年齢は100歳未満で私の年齢の3倍です。過去には、祖父の年齢が私の年齢の6倍、9倍、12倍、15倍になったことがあります。ただし、祖父と私の誕生日は同じ日ではないため、年齢の差は常に同じではありません。

(1)現在、祖父は何歳ですか。

(2)過去に祖父の年齢が私の年齢の18倍になったことはありますか。あるのなら、祖父は何歳でしたか。ないのなら、なぜなかったと言えますか。


【 解答 】

年齢算がひと通りできるようになってから取り組んで欲しい。

誕生日が異なると年齢の差は1歳だけ縮まったり開いたりを繰り返す。

例を挙げてみる。


2025年7月8日

A:1990年7月8日生まれ = 35歳

B:2000年8月8日生まれ = 24歳

⇒ 年齢の差は11歳

2025年8月8日

A:1990年7月8日生まれ = 35歳

B:2000年8月8日生まれ = 25歳

⇒ 年齢の差は10歳

2026年7月8日

A:1990年7月8日生まれ = 36歳

B:2000年8月8日生まれ = 25歳

⇒ 年齢の差は11歳


この当たり前を踏まえて解いてみる。

では、まいります。


(1)

年齢の差に着目する。


祖父の年齢が私の年齢の3倍(現在)

祖父の年齢が私の年齢の6倍

祖父の年齢が私の年齢の9倍

祖父の年齢が私の年齢の12倍

祖父の年齢が私の年齢の15倍

⇒ 祖父:私=  3:1 差=  2(の倍数)

⇒ 祖父:私=  6:1 差=  5(の倍数)

⇒ 祖父:私=  9:1 差=  8(の倍数)

⇒ 祖父:私=12:1 差=11(の倍数)

⇒ 祖父:私=15:1 差=14(の倍数)


もし差が常に同じだとすると、2と5と8と11と14の最小公倍数=3080歳、になってしまいあり得ない。

11と14だけを見ても、11と14の最小公倍数=154歳、になってしまい有り得ない。

そう、2人の年齢の差は2通りあるんだったね。

2通りの差のうち、一方が11の倍数で、もう一方が14の倍数てことなんだ。

では、8の倍数は2通りの差のうち、どちらなんだろう。

もし、11の倍数の方だとすると、8と11の最小公倍数=88歳、になる。そうすると、もう一方の差は88-1=87歳か88+1=89歳になるけど、87も89も14の倍数ではないからダメ。

8の倍数は14の倍数の方の差なんだ。

8と14の最小公倍数=56歳、もう一方の差は56-1=55歳か56+1=57歳になるけど、11の倍数なのは55歳だ。


2人の年齢の差は、55歳か56歳のどちらか

これで整った。


2人の年齢の差

55歳

=5の倍数(6倍のとき)、11の倍数(12倍のとき)

56歳

=2の倍数(3倍のとき)、8の倍数(9倍のとき)、14の倍数(15倍のとき)


できました☆


祖父の年齢が私の年齢の3倍(現在)

⇒ 2人の差は56歳

⇒ 祖父:私=3:1 差=2

⇒ 祖父=56× 3/2=84歳、私=56× 1/2=28歳


祖父の年齢が私の年齢の6倍

⇒ 2人の差は55歳

⇒ 祖父:私=6:1 差=5

⇒ 祖父=55× 6/5=66歳、私=55× 1/5=11歳


祖父の年齢が私の年齢の9倍

⇒ 2人の差は56歳

⇒ 祖父:私=9:1 差=8

⇒ 祖父=56× 9/8=63歳、私=56× 1/8=7歳


祖父の年齢が私の年齢の12倍

⇒ 2人の差は55歳

⇒ 祖父:私=12:1 差=11

⇒ 祖父=55× 12/11=60歳、私=55× 1/11=5歳


祖父の年齢が私の年齢の15倍

⇒ 2人の差は56歳

⇒ 祖父:私=15:1 差=14

⇒ 祖父=56× 15/14=60歳、私=56× 1/14=4歳


よって、答えは84歳となる。


(2)

祖父の年齢が私の年齢の18倍

⇒ 祖父:私=18:1 差=17(の倍数)


2人の年齢の差は55歳か56歳だった。

55も56も17の倍数ではないので、祖父の年齢が私の年齢の18倍になったことはない。


よって、答えは「ない」となる。


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2025-07-07

仕事算2。

 【 問題 】3~4年生向け

機械Aが9時間かかる作業を機械Bは13時間30分かかります。この作業をAとBが協働して同時に始めて同時に終えたのですが、調べてみると途中でBが2時間30分作業を停止していました。Aが作業していた時間は何時間何分でしたか。


【 解答 】

仕事算の基礎問題。

では、いきましょう。


分でもいいんだけど、時間(h)で攻めてみようか。


A×9h=B×13.5h=全体の作業量

⇒ A:B=13.5:9(逆比だね!)

A:B=3:2


ここで、次のように数字を置こう。


Aが1hでする作業量=③

Bが1hでする作業量=②

③×9h=②×13.5h=㉗(全体の作業量)


Bは2時間30分=2.5h作業を停止したとある。

Bは2.5hで②×2.5h=⑤の作業ができる。もし、Bが停止せずにAと同じ時間作業をしていたとすると、余分に⑤の作業をしていたはずだ。


できました☆


Aが作業していた時間を▢hとすると


(A+B)×▢h=㉗+⑤

(③+②)×▢h=㉜

⇒ ⑤×▢h=㉜

⇒ ▢=6.4

6.4h=6時間24分


Bが停止せずにAと同じ時間作業をしていたとすると、㉗の作業量を上回って、㉗+⑤=㉜の作業量をしていたんだ。


まとめてみる。


Aは6.4h(6時間24分)の作業

Bは6.4-2.5=3.9h(3時間54分)の作業

③×6.4h+②×3.9h=㉗


ちゃんと全体の作業量=㉗になってるね!


よって、答えは6時間24分となる。


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仕事算1。

 【 問題 】4年生向け

ある工場には同じ作業を行うが性能の異なるロボットAとロボットBがあります。ロボットAに2時間、ロボットBに9時間の作業をさせると、1日に必要な作業量が終えられます。ロボットAに11時間、ロボットBに4時間の作業をさせると、1日に必要な作業量の6/7が終えられます。ロボットBだけに作業をさせた場合、1日に必要な作業量を終えるのにかかる時間は何時間何分ですか。


【 解答 】

どちらが仕事ができるのか⇒逆比、仕事算ではこれに尽きる。

では、いきましょう。


1日に必要な作業量の6/7とあるから、とりあえず、1日に必要な作業量を⑦とおいて立式してみる。


A×2h+B×9h=⑦

A×11h+B×4h=⑥


このままではAとBを比べられないから、⑦と⑥を最小公倍数=㊷にそろえてあげる。⑦の式は×6、⑥の式は×7をするんだね、


A×12h+B×54h=㊷

A×77h+B×28h=㊷

A×12h+B×54h=A×77h+B×28h

⇒ B×26h=A×65h

B:A=65:26=5:2(逆比だね!)


そう、AとBの1hあたりの作業量はA:B=2:5なんだ。


ここで設定し直す。


Aの1hあたりの作業量=②

Bの1hあたりの作業量=⑤

×2h+⑤×9h=㊾②×11h+⑤×4h=㊷=㊾× 6/7


できました☆


1日に必要な作業量=㊾、とわかった。


Bの1hあたりの作業量=⑤

1日に必要な作業量=㊾

⇒ ⑤×▢h=㊾

⇒ ▢=9.8

9.8h=9時間48分


できるを積み上げていこう!


よって、答えは9時間48分となる。


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2025-07-05

年齢算11。

 【 問題 】4年生向け

現在、祖母と母の年齢の和は100歳です。祖母が現在の母と同じ年齢だったとき、母は17歳でした。現在、祖母は何歳ですか。


【 解答 】

前回は未来、今回は過去だね。

では、いきましょう。


祖母+母=100


これはいいね。


祖母-▢=母

母-▢=17歳


祖母が▢年前に母の年齢(▢は祖母と母の年齢の差)で、母が▢年前に17歳だった。

ここから次のことがわかる。


祖母=母+▢

母=17+▢

⇒ =17+▢祖母=母+▢=17+▢+▢




17歳を基準にして、そこから+▢をして母、さらに+▢をして祖母なんだ。過去の17歳から現在の年齢を導いたんだね。


できました☆


祖母+母=100

祖母=17+▢+▢

母=17+▢

⇒ 17+▢+▢+17+▢=100

⇒ 34+▢×3=100

⇒ ▢×3=66

⇒ ▢=22


そう、祖母と母の年齢の差は22歳(母は22年経つと祖母の年齢)なんだね。


祖母=母+▢(=17+▢+▢)

母=17+▢

⇒ 母=17+22=39歳祖母=39+22=61歳


まとめてみる。


現在

祖母=61歳、母=39歳

61+39=100歳

22年前

祖母=61-22=39歳

母=39-22=17歳


問題文のとおりになってるね!


よって、答えは61歳となる。


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年齢算10。

 【 問題 】4年生向け

現在、父と長男の年齢の和は51歳です。長男が現在の父と同じ年齢になったとき、父は63歳になります。現在、父は何歳ですか。


【 解答 】

できることはもちろんだけど、やるべきことをやっていく。そう、受験は自分との戦いでもあるし、ライバルとの戦いでもあるからだ。できるはず、やれるはず、と頑張っていこう。

では、まいりましょう。


うーん、どうしようか。

2通りの解き方をやってみる。

この問題だけを解くなら[1]、一般性を持たせるなら[2]かな。

結局、算力があるなら何とでもなるんだけど、そうではない子たちがどうするかなんだ。

本番で、ある解き方で詰まったら、別の解き方で解き直せるか、、、やはり、差を▢とおいて攻めた方([2]の解き方)が良いと思う。

和がわかってるから差がわかるはず!と攻めた方が一貫してるね。


[1]

父+長男=51


これはいいね。


長男➔父

父➔63歳


これもいいかな。何年か経って、長男が父の年齢になったとき、父は63歳になる。


長男➔父

父➔63歳

父-長男=63-父(=経った年数)


最初の和の式と並べてみよう。


父+長男=51

父-長男=63-父


どうだろう。和の式があったから、差の式を導いてみた。

そのまま上の式と下の式を足してみようか。+長男と-長男が打ち消し合うね。


父+長男=51

父-長男=63-父

⇒ 父×2=114-父

⇒ 114=父×3

父=38歳

⇒ 長男=51-38=13歳


よって、答えは38歳となる。


[2]

父+長男=51


これはいいね。


長男+▢=父

父+▢=63歳


長男が▢年後に父の年齢(▢は父と長男の年齢の差)に、父が▢年後に63歳になった。

ここから次のことがわかる。


長男=父-▢

父=63-▢

父=63-▢長男=父-▢=63-▢-▢



書いてあることは当たり前のことなんだけど、引き算だから少し混乱するかもね💦

つまり、63歳を基準にして、そこから-▢をして父、さらに-▢をして長男なんだ。未来の63歳から現在の年齢を導いたんだね。


できました☆


父+長男=51

父=63-▢

長男=63-▢-▢

63-▢+63-▢-▢=51

⇒ 126-▢×3=51

⇒ ▢×3=75

▢=25


そう、父と長男の年齢の差は25歳(長男は25年経つと父の年齢)なんだね。


父=63-▢

長男=父-▢(=63-▢-▢

父=63-25=38歳、長男=38-25=13歳


まとめてみる。


現在

父=38歳、長男=13歳

38+13=51歳

25年後

父=38+25=63歳

長男=13+25=38歳


問題文のとおりになってるね!


よって、答えは38歳となる。


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